【まふまふ】音楽の知識は皆無ですが？【歌い手】

２２話　(Ｍ目線） ページ24

朝霧さんは飲み物を持ってくるために部屋から出てキッチンに行った


「そらるさん、どうしてあんなメールしたんですか？」


「どうしてって・・・

来てるよって言った方がいいだろ？」


「なんでですか？」


「だって、好きだろ？朝霧さんの事」


そう言ったそらるさんの目は何もかもを見透かしたような目だった


「そらるさんも好きなんじゃないんですか？」


「俺？

俺は別に好きじゃないよ

そりゃ、友達としては好きだけど、恋愛対象として見たことはないな」


「そう・・・だったんですか・・・」


「そうだよ

お前、俺警戒してたの？

俺よりluzを警戒するべきだろ」


忘れてた・・・

luz君と朝霧さんは高校の時からの友達だったんだっけ？


でも、相手が変わっただけ

そらるさんからluz君に変わっただけ


だから、渡さない


「大丈夫です、そらるさん


俺、絶対渡しません


絶対に負けません」


そう断言した僕はほんの少しだけluz君に勝った気がした

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