【まふまふ】音楽の知識は皆無ですが？【歌い手】

１８話 ページ20

「電話しに行った後だったから、電話でなんか言われた？」


勘がいいなぁ・・・


「お隣さんだし、相談してよ」


話してもいいのかな？


「迷惑って思うんならそれは間違いだよ

俺等、友達じゃん」


友達・・・


「あの・・・一之瀬さんって『そらる』って呼ばれてたじゃないですか

なんか聞き覚えあるなーって思ってたんです

その時に電話が来たんです

その子、後輩の子で、『after the rain』ってユニット？が好きらしくて、よく話聞くんですよ

それで、ツイッター見てみてって言われて覗いたら・・・」


そこまで話すと、彼は察したように


「なるほど」


とつぶやいた


「ファンの後輩がいるってばれたら、なんか・・・こう・・・

友達やめるとか言われたら怖いなって思って」


「別に気にしなくていいよ」


そう一之瀬さんがさらっと言った


「おれもluzも別に過激なファンでなければいいと思ってる

まぁ、まふはいろいろあったからややこしいけど


でも、まふは朝霧さんのこと友達だって思ってると思うよ

まふが女の子相手にあんなにしゃべるところ見たことないからね」


「そうなんですか・・・」


「でも、その子には自分が友達だって言わないでほしい」


「そこは、もちろんわかってます」


そんな話をしているとマンションに着いた

２人でエレベーターに乗ってフロアまで登る


「まぁあんまり気にしなくていいよ」


「ありがとうございます」


私たちは部屋についた


「おやすみなさい」


「おやすみ」


今夜はいい夢が見られそう

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