#4久々の再会は、、、 ページ5
オートロックに慎重に番号を打ち込む。
カチッ
最後の番号を打ち込むと、小さくドアが開いた音がした。
よ、よし。開いたんだよね？そーっと、そーっと、、、
扉を開ける。瞬間、お兄ちゃんの懐かしい匂いがした。安心する、いい匂いが。
部屋はものすごく広くて、それでいて無駄なものがなくて綺麗に整頓されている。
「ふふ、お兄ちゃん、どこかな？」
ガタンッ！
キョロキョロしていると、半開きの扉に足をぶつけた。
「ーーーーーーーっ！！！！！」
いったぁい！！！！やばい、小指が！待って、それよりも、バレちゃった・・・かな・・・？
「こら！」
お兄ちゃんの声だ。やっぱり・・・
「ひーな！後でちゃんと構ってやるから、今は静かにしといて？」
ーーーーーーあれ、バレてないっぽい・・・？そっか、お兄ちゃんペット飼ってたもんね、危ない危ない！
耳をすませば、お兄ちゃんの声が小さく聴こえる。1人で喋っているようだ。動画を撮ってるのかな？
声を頼りに、廊下をジリジリと進む。
(この部屋みたいね。よし、行こう！)
「やっほーーー！！全然会えてなかったからきちゃった！！」
「・・・え！？ちょ、お前、なんでここに！？」
お兄ちゃんが心底驚いたようにこちらを振り返り言った。
「やったー！ドッキリ大成功！びっくりし・・・」
喋っている途中でお兄ちゃんに口を手でふさがれた。お兄ちゃんがパソコンにかちゃかちゃと何か打ち込む。
「A、お前なんでいるんだ！？」
なぜかとても焦っている様子のお兄ちゃんに、私は手を離してほしいというジェスチャーをした。
「あ、悪い」
「ぷはっ！・・・んーと、大学が夏休みで、それでお兄ちゃんのとこ行って東京満喫したいなって・・・」
「なんで事前に俺に言わねぇんだよ！」
「え？それはびっくりさせて、喜んでもらえたらなって思って」
「あああ、くっそ！なんでよりによってこのタイミングで！」
「・・・？どーゆーこと？」
お兄ちゃんが部屋の奥にあるパソコンに目を向ける。
「・・・生放送してたんだよ」
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Mona@イキり同盟(プロフ) - 初コメ失礼します！のりさんの小説は、良い意味で暗い感じがシリアスで面白いです！これからも体調に気をつけて更新頑張ってください！(*´ω｀*)長文失礼しました！ps'因みにイキってないです(笑) (2020年3月31日 20時) (
レス) id: 24e03cbe5d (このIDを非表示/違反報告)
じんじん(プロフ) - 続編おめでとうございます！莉犬くんの活躍楽しみにしてます♪ (2020年3月31日 16時) (レス) id: ddfea8250b (このIDを非表示/違反報告)
れもん - 続編楽しみです！毎話面白く、毎日この小説を読みに来てます！ (2020年3月31日 14時) (レス) id: 0d4cdffdc2 (このIDを非表示/違反報告)
*紫月璃優*(プロフ) - 続編おめでとうございます！！続編も頑張ってください、楽しみにしてます！！毎回この作品通知に来てないかなと五分に1回程度は見てしまうほどこの作品愛してます！！w (2020年3月31日 9時) (レス) id: 0df71cded5 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - 毎回楽しみにしています。さとみくんの切なさに涙が出そうです。。 (2020年3月30日 18時) (レス) id: 5916594f72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のり | 作成日時：2020年1月7日 12時
