#34電車に揺られて ページ36
「みんな、スカイツリーって行ったことあるんですか？」
騒がしい電車の中で聞く。ころちゃん家から見えたスカイツリーは、結構大きく見えたんだけど、実際は遠くにあるらしい。
る「僕はありますよ！僕も東京に来たとき、今のAさんみたいに行きたい行きたいってごねて、メンバーのみんなに連れて行ってもらいました！」
莉「あー、俺はそのときが初めてだったかも。なんか、観光スポットって、地元の人ほどいかねぇもんじゃん？」
なるほど。たしかに、わたしの家の近くにあるお城も、たまに自転車でその前を通っても外国の方か、観光マップ持ってる人しかいない。
な「んー、俺は隣の県に住んでたけど、やっぱスカイツリーよりもディズニーとかそこら辺に行ってたかなぁ。あ、でも家族旅行では行ったことある！」
ジ「俺はなんか卒業旅行的なやつで行った気がする。でも、ゆうてそんなおもろくな・・・」
る「ジェルくん？」
ジ「おもしろいです！東京っていったらやっぱスカイツリーです！」
後ろの席で何があったのかはわからないけど、一瞬るぅとくんの声がすごく低かったような・・・。
こ「・・・ん、みんなうるさい・・・」
1人だけ、通路を挟んで、違う列に座っているころちゃんが呟いた。今日の朝はだいぶ早起きだったみたいで、電車の中に入った途端「仮眠とるから！」と眠り始めてしまった。
「お兄ちゃんは？行ったことある？」
横を見ると、お兄ちゃんも眠ってしまっている。
な「そっとしとこ？どっちも疲れてるんだよ」
なーくんが来ていたジャケットをお兄ちゃんにかけてあげた。
な「電車の中、クーラー効きすぎてて逆に寒いくらいあるからね」
優しいな。ここが、リーダーたる所以なのだろうか。
莉「A〜、俺もさむーい！あっためて！！！」
莉犬くんが、揺れ動く電車の中にいるのをものともせずわたしのところへ来た。
る「ほんとですか莉犬！？僕があっためてあげます」
何かいいかけた莉犬くんを無視して、るぅとくんが莉犬くんを抱きしめた。
莉「ちょwるぅちゃん！？痛いよー！w」
る「だって、いっぱいぎゅーってしないとあったかくならないじゃないですか！」
電車内がざわつき始める。仕方ないよね。超イケメン2人がじゃれあってるんだもん。
ジ「俺も俺も〜」
あ、3人になった。
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Mona@イキり同盟(プロフ) - 初コメ失礼します！のりさんの小説は、良い意味で暗い感じがシリアスで面白いです！これからも体調に気をつけて更新頑張ってください！(*´ω｀*)長文失礼しました！ps'因みにイキってないです(笑) (2020年3月31日 20時) (
レス) id: 24e03cbe5d (このIDを非表示/違反報告)
じんじん(プロフ) - 続編おめでとうございます！莉犬くんの活躍楽しみにしてます♪ (2020年3月31日 16時) (レス) id: ddfea8250b (このIDを非表示/違反報告)
れもん - 続編楽しみです！毎話面白く、毎日この小説を読みに来てます！ (2020年3月31日 14時) (レス) id: 0d4cdffdc2 (このIDを非表示/違反報告)
*紫月璃優*(プロフ) - 続編おめでとうございます！！続編も頑張ってください、楽しみにしてます！！毎回この作品通知に来てないかなと五分に1回程度は見てしまうほどこの作品愛してます！！w (2020年3月31日 9時) (レス) id: 0df71cded5 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - 毎回楽しみにしています。さとみくんの切なさに涙が出そうです。。 (2020年3月30日 18時) (レス) id: 5916594f72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のり | 作成日時：2020年1月7日 12時
