#26真偽はいかに ページ27
朝ごはんを食べ終え、みんなが座っているソファーに私もちょこんと座る。お兄ちゃんの隣。
「・・・あれ?ころちゃんは?」
1人だけいない。
さ「あー、なんか動画撮ってるっぽい。動画のストック減ってきたからって」
お兄ちゃんの言葉に、少し安心する。昨日(・・・よく考えたら、今日?)あんなことがあったから、ふつうに会話できる自信がない。
さ「・・・ころんになんかされた?」
「え!?な、なんで!!??」
さ「いや、なんか動画撮ってるって聞いて安心してるように見えたから」
さすが、お兄ちゃんは鋭い。
る「え、そうなんですか?・・・今、この家にウイスキーの瓶ってありましたっけ?」
るぅとくん、何する気ですか。ころちゃんの生命の危機を感じて、慌てて否定する。
「いや、そんなことないよ!昨日私ぐっすりだったし!!」
る「・・・ほんとですか?なーくん、なんかへんな音とかしなかったですか!?」
な「俺もぐっすりでした。」
るぅとくんが大きくため息をつく。
る「いいですか!?ころちゃんは、このグループ内ではジェルくん以上に女の子に目がないんです!!あんまり2人っきりにならないようにしてください!」
ジ「ちょ、俺の名前出さんといてるぅちゃん、地味に傷つく・・・」
莉「まーでも事実だもんなーるぅとくん!」
さ「いや、まじでころんジェルには気をつけろよ?」
な「うんうん。泣かされた女の子の数は数えきれないって言うし。」
ジ「誰がそんなこと言っとるんwwwなんなん!?みんなして、人をいじめるのがそんなたのしーか!」
こ「ちょっとみんな!声おーきいよ!動画に入っちゃうから!」
廊下から、ころちゃんが首だけ出して不機嫌そうに言った。目が合う。
こ「あ、A起きたんだ、おはよ」
・・・あれ?昨日あんなことがあったのに、普通に挨拶された。
「・・・うん、おはよう」
る「ころちゃん、昨日Aさんに何かしましたか!?」
こ「は!!??なんもしてねぇよ!!」
るぅとくんの質問に答えるころちゃんは、ほんとに驚いたように返事をしてた。
あれは、私の、夢だったのかな?
こ「だーかーらー!ほんとに何もしてないから!!僕だって出会って1日の子になんかしよーとか思わないって!」
・・・夢、にしては、ころちゃんの熱っぽさと、唇の柔らかさが忘れられない。
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Mona@イキり同盟(プロフ) - 初コメ失礼します!のりさんの小説は、良い意味で暗い感じがシリアスで面白いです!これからも体調に気をつけて更新頑張ってください!(*´ω`*)長文失礼しました!ps'因みにイキってないです(笑) (2020年3月31日 20時) (レス) id: 24e03cbe5d (このIDを非表示/違反報告)
じんじん(プロフ) - 続編おめでとうございます!莉犬くんの活躍楽しみにしてます♪ (2020年3月31日 16時) (レス) id: ddfea8250b (このIDを非表示/違反報告)
れもん - 続編楽しみです!毎話面白く、毎日この小説を読みに来てます! (2020年3月31日 14時) (レス) id: 0d4cdffdc2 (このIDを非表示/違反報告)
*紫月璃優*(プロフ) - 続編おめでとうございます!!続編も頑張ってください、楽しみにしてます!!毎回この作品通知に来てないかなと五分に1回程度は見てしまうほどこの作品愛してます!!w (2020年3月31日 9時) (レス) id: 0df71cded5 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - 毎回楽しみにしています。さとみくんの切なさに涙が出そうです。。 (2020年3月30日 18時) (レス) id: 5916594f72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のり | 作成日時:2020年1月7日 12時