#22まじか ころんside ページ23
な「さーいしょーはグー!じゃーんけーんぽん!」
「あ!僕勝った!!」
な「やった!俺も勝ちーー!!」
る「・・・もうあとはじゃんけんしても意味なくないですか?僕ソファーでいいです。」
ジ「くっそーー、なーくんところんが勝ちかーーー」
今すとぷりの6人はじゃんけんをしている。普段は6人で寝るスペースがあるけど、今日は7人。1人がソファーで、あとは3人と3人に分かれる。そこで問題になったのが、誰がAと同じ部屋に寝るかということ。さとみくんは兄だからと主張したが、他の5人に不平等だと口々に言われしぶしぶじゃんけんに参加した。
さ「なーくんはいいとして、ころん、Aになんもすんなよ!?」
Aをお姫様抱っこして部屋に運ぼうとすると、さとみくんに釘を刺された。なんもしねぇよ。変なことして嫌われたらやだし。
「大丈夫だって。僕だって寝てる女の子に手ぇ出すなんてことしないから。」
部屋にはいり、ベッドに寝かせる。にしても、ほんと軽いな。寝顔をしばらく眺める。
な「ころん?」
「え、あ、何?」
な「簡易ベッド1つしかないし、どっちがAちゃんと同じベッドで寝る?って聞こうと思ったんだけど・・・」
なーくんが簡易ベッドに座り込む。
な「隣でそんな無防備に眠ってる女の子いたら俺我慢できなさそうだから、こっちでいいや」
そんなこと言われたら、僕だってやばいよ!
こ「そっか、じゃあ僕が隣でいい?」
・・・大丈夫。今日僕すっごい疲れてるし、きっと変なこと考えてる暇なんてなく眠るはず。
な「うん、よろしく。ジェルくんが夜這いに来たらちゃんと撃退してね?w」
「・・・・・・任せて」
笑えない冗談だ。夜這いにくる可能性、全然あるぞ。そろそろ寝るね、となーくんが布団にもぐりこんだ。
「うん、おやすみ」
照明を消す。暗闇の中、規則的な寝息が聞こえる。・・・・・・待って、落ち着いて考えたら今、僕すごい状況にいない!!??すぐ隣には、・・・気になってる、女の子。
横を見る。暗いからよくわかんないけど、よく眠っているようだ。だめだ、だめだ。さとみくんになんもしないって言ったし。我慢だ僕、我慢!!寝顔をみてると、何時間か前の傷ついた顔を思い出した。
こ「ごめんね、素直になれなくて・・・」
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Mona@イキり同盟(プロフ) - 初コメ失礼します!のりさんの小説は、良い意味で暗い感じがシリアスで面白いです!これからも体調に気をつけて更新頑張ってください!(*´ω`*)長文失礼しました!ps'因みにイキってないです(笑) (2020年3月31日 20時) (レス) id: 24e03cbe5d (このIDを非表示/違反報告)
じんじん(プロフ) - 続編おめでとうございます!莉犬くんの活躍楽しみにしてます♪ (2020年3月31日 16時) (レス) id: ddfea8250b (このIDを非表示/違反報告)
れもん - 続編楽しみです!毎話面白く、毎日この小説を読みに来てます! (2020年3月31日 14時) (レス) id: 0d4cdffdc2 (このIDを非表示/違反報告)
*紫月璃優*(プロフ) - 続編おめでとうございます!!続編も頑張ってください、楽しみにしてます!!毎回この作品通知に来てないかなと五分に1回程度は見てしまうほどこの作品愛してます!!w (2020年3月31日 9時) (レス) id: 0df71cded5 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - 毎回楽しみにしています。さとみくんの切なさに涙が出そうです。。 (2020年3月30日 18時) (レス) id: 5916594f72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のり | 作成日時:2020年1月7日 12時