#15君のようになれたら ななもり。side ページ16
ななもり。side
びっくりした。
「やっほーーーー！！全然会えてなかったからきちゃった！」
さとみくんのキャスをうとうとしながら聴いてたら、急に可愛い声がきこえてきたから。
何が起こったのかわからないままあっという間に生放送は終わって、しばらくしてからさとみくんから電話がかかってきた。
さ「・・・なーくん、今のキャスいた？」
「・・・うん、いたよ。あの子は、コメントであったように・・・、彼女、なの？」
さ「違う。妹。実家から、俺にも内緒でこっちきてて」
「さとみくんがちょうど生放送してた時に、ネタバレっていうか、きたよー！みたいなのしちゃったのか。」
さ「・・・・・・うん。そういうこと。ごめん、迷惑かけて。ほんとに、みんなのこと困らせたくないから」
「俺たちは、いや、少なくとも俺は、さとみくんがすとぷりからいなくなる方が困るし、やだよ？」
数分間の沈黙があった。画面越しに、さとみくんがすっごい考え込んでるのがわかった。妹さんのせいにしないってことは、さとみくんがその子のことをすっごく大切にしてるってことで。俺だったら、どうするんだろう。
な「さとみくん、とりあえず、今日みんなで話そうよ。何も悪いことしてないんだから、それを示して、信じてもらおう？りすなーのみんなに悲しい思いさせたことは事実だし、ちゃんと謝ろう」
ー夜9:00ー
る「ころちゃんたち、もうすぐ着くそうです。」
莉「さとみの妹、どんな子なんだろーなー」
ジ「めっちゃブスかもしれへんで？w」
「・・・・・・ん、なんか声しない？きたっぽいよ」
はじめてみたさとみくんの妹は、とても可愛かった。これは大切にするわけだ、と勝手に納得した。部屋に入ってきなよ、と声をかけると、その子はためらいがちにはいってきた。
この子を見てたら、とても怒る気になれないし(そんなつもりもともとなかったけど)、笑った顔が見てみたいと思った。笑ってほしかったけど、結局、俺たちの言葉に安心したのか泣いてしまった。背中をさするさとみくんは「お兄ちゃん」の顔で、ジェルくんほんと黙ろうか。
「落ち着いた？」
A「あ、はい。ごめんなさい、お時間とらせて・・・。」
この子はもうすっぴんでもいいんじゃないかと思うくらい、涙で化粧が落ちた顔も綺麗だった。息が、とまるかと思った。
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Mona@イキり同盟(プロフ) - 初コメ失礼します！のりさんの小説は、良い意味で暗い感じがシリアスで面白いです！これからも体調に気をつけて更新頑張ってください！(*´ω｀*)長文失礼しました！ps'因みにイキってないです(笑) (2020年3月31日 20時) (
レス) id: 24e03cbe5d (このIDを非表示/違反報告)
じんじん(プロフ) - 続編おめでとうございます！莉犬くんの活躍楽しみにしてます♪ (2020年3月31日 16時) (レス) id: ddfea8250b (このIDを非表示/違反報告)
れもん - 続編楽しみです！毎話面白く、毎日この小説を読みに来てます！ (2020年3月31日 14時) (レス) id: 0d4cdffdc2 (このIDを非表示/違反報告)
*紫月璃優*(プロフ) - 続編おめでとうございます！！続編も頑張ってください、楽しみにしてます！！毎回この作品通知に来てないかなと五分に1回程度は見てしまうほどこの作品愛してます！！w (2020年3月31日 9時) (レス) id: 0df71cded5 (このIDを非表示/違反報告)
海(プロフ) - 毎回楽しみにしています。さとみくんの切なさに涙が出そうです。。 (2020年3月30日 18時) (レス) id: 5916594f72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のり | 作成日時：2020年1月7日 12時
