堕としてみせる【urt】

・・・ ページ39

う「なんかさ、物足りなくね？」

なんかって何なんだ？
物足りなさ、か。私は特にないけど……

し「文化祭の準備も進んどるし、体育祭の特訓やってしてるやん。」

せ「割と出来上がってるほうやない？これ」

さ「んー、でも俺はわかるかもしれんなー。なんか、自分たちだけのものがほしい、みたいな？」

うん、分かんない。
自分たちだけのもの？
どういうことなんだろう。

う「俺たちが、生徒会だと思い知らせられるものが必要な気がする。特にAは転校してきてすぐに生徒会に入ったから実力を疑う人も居るだろ？そういう奴らを黙らせるためにも何か、」

し「あー必殺技的なアレやんな？切り札みたいな」

う「そう！それ！」

せ「なるほどなぁー。で、なんか案はあるん？」

う「ない。」

さ「でも必殺技ゆーたらあれやん！得意なやつやん？全員の特技合わせればええんちゃうの？」

『うらたさんの特技は、』

う「気配を消して敵に近づくこと、？」

さ「まーしーは」

し「広範囲魔法で身動きを封じる。」

せ「坂田はー」

さ「突っ込む！」

う「で、センラが」

せ「遠距離で攻撃やな。Aは、」

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