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私が15になる頃
まだ私に友達は居ない
新しく出来た友達は、あの時と同じように
一年も一緒にいたのに
他に気が合う子ができたのか、私を無視して、放ったらかして、遠ざかる
どれだけ走っても友達は私から逃げていく
私はまた独りになった
私の何が駄目なのか、どこを治せば良いのかわからない
それを教えて、と言うのも私の我が儘なのか
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この歳になり、なぜ父が毎晩遅くまで休みもなく働く理由がわかった
いつもより酒の匂いを漂わせて帰ってきた父
父「俺には女がいるんだ！御前も早く作れよ〜」
…ああ、そうか
毎晩遅いのは、女の人と会っていたからか
それに気付かないほど子供じゃない
早く出ていって欲しいのか、私に男を作れと言う
作りたい、と思って作るものじゃない
でも、少しでも、気持ちを紛らせたくて
少しでも、愛を感じたくて
私は適当に彼氏を作った
ただ体を求めるだけの男もいれば、本当に私を愛してくれる男もいる
年上で優しい顔をした男
涙が勝手に溢れてしまうほど、私に暖かい愛をくれた
「ごめん、…好きな子が、できたんだ」
そんな彼も、私を独りにした
どうして？私はただ、愛してほしいだけ
私を愛してくれるならそれ以外になにも要らないの
私の、何が駄目なの？
その男に愛された時から、独りになるのが怖くなった
嫌われるのが怖い
嫌いな子にも媚を売った
嫌なことも笑って引き受けた
そんなの貴方じゃない、もっとありのままでいいのよ
そんな言葉を言う人がいるかもしれない
でもいいの、私は
独りにならないなら、ずっと誰かが側にいてくれるなら、このまま笑顔を張り付ける
.
.
.
そんなことをしているうちに、嫌われないようにするのが癖になった
私の枕はいつも濡れている
誰でも良い
頭を撫でて、抱き締めて、頑張ったねって褒めて欲しい
嫌われる勇気なんて私にない
ただ独りが嫌なの
本当のぬくもりを感じれば、其はすぐ私から逃げていく
心配してほしくて、自分を傷つけたこともあった
「大丈夫？どうしたの？それ」
そんな言葉も全て偽りに感じる
私を心配しているんじゃない
何があったのか、気になるだけ
そう思って止めた
私を嘲笑うかのように、一つの切り傷が手の甲に残った
苦しい時、私は生きていると感じる
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過激派ちゃん(プロフ) - あぁ…すごく面白い……(泣)私こういうの結構好きで好きで…(泣)3時間で！全部読んじゃっいました☆ 番外編楽しみに待ってます！ (2020年1月8日 21時) (
レス) id: 3a6392dacf (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち(プロフ) - 幻 闇波さん» 読んでくださり、ありがとうございました！！申し訳ないです(涙)本当はもっと違う終わりかたにしようと思ったのですが、幸せになってほしいという意見をいただいたので、こういう終わりかたにさせていただきました、番外編を書きはじめたら必ず幸せにします！！ (2019年9月28日 16時) (レス) id: 9854bed933 (このIDを非表示/違反報告)
幻 闇波 - 完結ですかぁ････もっと読んで居たかった････夢主ちゃん幸せになってね。 (2019年9月28日 9時) (レス) id: f946edc931 (このIDを非表示/違反報告)
きなこもち(プロフ) - 夜月レナさん» 読んでくださり、ありがとうございます！！そう言ってもらえて、嬉しい限りです(涙)こちらこそ、ありがとうございました！！！ (2019年9月27日 22時) (レス) id: 9854bed933 (このIDを非表示/違反報告)
夜月レナ(プロフ) - 素敵な小説をありがとうございます。とても感動しました。感謝です。 (2019年9月27日 22時) (レス) id: cc38b551b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2019年9月21日 7時
