本業 - 1 - ページ22
体育祭の次の日、もう日も沈むかという頃。俺は横浜のとある空き倉庫にいた。
フードとマスクで正体を隠し、護身用のナイフを忍ばせて、相対するのは武器取引のお得意様。
A「はい、補充の拳銃10丁と、弾倉100個。弾は8発ずつ装填してある。
変形、破損、消失は全く気にしなくて良い。」
男「……ああ、注文通り受け取った。すぐ入金させるから確認してくれ」
A「まいどあり〜」
電子マネーの口座を確認すると、予想以上の額が入金されていて少し驚いた。
今朝突然入った依頼だったにも関わらず間に合った礼か、やや色を付けてくれたらしい。
彼らはとある組の構成員で、今夜別の組と抗争を起こす予定なのである。
個性溢れる超人社会でも、使い方を覚えれば誰でも使える武器の需要は無くならない。
しかし銃刀法や武器密輸の取り締まりに引っ掛かるリスクがある、莫大な資金が必要であるといった点から、それらが不足しているのだ。
少し前にオールマイトが捕らえたヴィランから警察に武器の密輸ルートが割れてしまったということも、裏社会への被害として大きい。
そこで俺の出番だ。買うにはリスクと費用が高すぎる武器を個性で大量生産することで、安く提供している。
本物と同等に使えるが、所詮複製品は使用範囲を越えたり俺が個性解除したりすれば消えてしまうので一時的な物だ。しかし返品不要で使い捨て可能。
これが案外良い商売で、急に武器が入り用になったとか、金もそんなに無いし今だけでいいから、という奴らに好評なのだ。
複製は一瞬なので即日納入どころか即時納入だって可能だし。
用意に必要なのは元手の本物1セットと俺の個性使用にかかるコストだけだから、契約金はほとんどそのまま俺の収入になるし。
汚かろうがお金はお金、あって困ることはないよね。
そんなこんなで実は俺、ヴィランのネットワークや裏社会では「買うより割安で納入も速い武器貸し」としてそこそこ名が通っている。
取引先の組織は安く武器を使いたい。
俺は俺の個性をバンバン使って何かに役立てたい。ついでにお金も稼ぎたい。
まさにWin-Winの関係ってやつ。
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紫亜李 - 好きです､､､！ ぜひ、続きを､､､！気になりすぎて､､､朝しか寝れません（←新小６なのに､､､児童会副会長なのに､､､すでに） 続をお願いします！！ (2022年2月23日 1時) (
レス) id: d432949979 (このIDを非表示/違反報告)
卵のたまご(プロフ) - 好きだぁぁぁぁぁぁぁ…！！！ (2021年12月31日 22時) (レス) @page27 id: d5144cc3f8 (このIDを非表示/違反報告)
梅チョコ(元Thatn)(プロフ) - シロさん» ありがとうございます！！ちょっと今忙しくてアニメ見返す時間が無くて(´；ω；`)もうしばらくお待ち下さい……！ (2021年2月10日 12時) (レス) id: 89e33c10ef (このIDを非表示/違反報告)
シロ - 頑張ってください！ (2021年2月10日 10時) (レス) id: 4b3179590f (このIDを非表示/違反報告)
Thatn(プロフ) - 男主VSイレイザーの戦闘ネタ構想ずっと下書きで温めてる……はやくそこまで進めなきゃですね (2021年1月12日 9時) (レス) id: 89e33c10ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅チョコ | 作成日時：2020年8月30日 18時
