緑谷VS轟 - 3 - ページ16
轟「なんで、そこまで……！」
緑谷「期待に、応えたいんだ……笑って応えられるような、かっこいい、ヒーローに……なりたいんだ！
だから！全力でやってんだ、皆！」
緑谷「だから……僕が勝つ！君を越えて……！」
緑谷の右のストレート。ドッ、と撃たれたような衝撃が轟の体を後ろに吹き飛ばす。
緑谷「右の個性、使えよ……」
轟「俺は決めたんだ……アイツの力は使わずに勝つことで俺は……！」
緑谷「君の！力じゃないか！」
一瞬、それの予感に静まるスタジアム。
そして勢いよく噴き上げた炎が、冷えきっていた空気をあっという間に温めた。
轟が左手を使った。緑谷が使わせたんだ。
エン「焦凍ォォ！やっとお前を受け入れたか！そうだ、いいぞ！
ここからがお前の始まり、俺の血を以て俺を越えていき、俺の野望をお前が果たせ！」
酷く興奮した様子で、観客席の階段を降りてくるエンデヴァー。
……なるほどね。そういう、こと。
『お前には私たちの後を継いでもらう。いいな』
甦るクソみたいな記憶を振り払い、目の前の二人に集中しようとする。
轟々と赤く燃える左半身。パキパキと足元から広がる氷も負けじと勢いを取り戻しているように見える。
体の霜も消えている、きっと左の熱が右の個性による不調を調和したのだろう。
彼の個性はエンデヴァーの炎とは違う。母から受け継いだ氷とも違う。個性を２つ持っているのとも違う。
2種類の特性を併せ持った個性、あくまで半冷半熱が彼の個性であるというわけだ。
緑谷はというと……笑っている。この状況、あの怪我で。
ここでやっとセメントスが動いた。今まで止めないでいた彼も、流石に危ないと感じたのだろう。それを見たミッドナイトも個性を発動する。
だがしかし……2人は止まらない。
暴風と氷の粒が吹き荒れる様はまるで嵐。災害級の力の衝突……化け物だ。
２つの個性が衝突する寸前、ステージを分断するようにコンクリートの壁が複数出現した。
目も眩むほどの閃光、そして一瞬の静寂……の後、スタジアムを揺るがす衝撃波。
砂埃で何も見えず、暴風で息も出来ない。
それでも、スタジアム中の人間が、固唾を飲んで勝負の行方を見守っていた。
マイク「ったく、なんも見えねぇ！オイこれ勝負どうなってんだ？！」
煙が晴れる。ずる、と壁に打ち付けられた緑谷の身体が傾いて、倒れた。
最後まで立っていたのは、瓦礫と氷に囲まれた轟。
ミッド「み、緑谷くん、場外……轟くん、3回戦進出！」
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紫亜李 - 好きです､､､！ ぜひ、続きを､､､！気になりすぎて､､､朝しか寝れません（←新小６なのに､､､児童会副会長なのに､､､すでに） 続をお願いします！！ (2022年2月23日 1時) (
レス) id: d432949979 (このIDを非表示/違反報告)
卵のたまご(プロフ) - 好きだぁぁぁぁぁぁぁ…！！！ (2021年12月31日 22時) (レス) @page27 id: d5144cc3f8 (このIDを非表示/違反報告)
梅チョコ(元Thatn)(プロフ) - シロさん» ありがとうございます！！ちょっと今忙しくてアニメ見返す時間が無くて(´；ω；`)もうしばらくお待ち下さい……！ (2021年2月10日 12時) (レス) id: 89e33c10ef (このIDを非表示/違反報告)
シロ - 頑張ってください！ (2021年2月10日 10時) (レス) id: 4b3179590f (このIDを非表示/違反報告)
Thatn(プロフ) - 男主VSイレイザーの戦闘ネタ構想ずっと下書きで温めてる……はやくそこまで進めなきゃですね (2021年1月12日 9時) (レス) id: 89e33c10ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅チョコ | 作成日時：2020年8月30日 18時
