決勝トーナメント - 7 - ページ13
意識はあるようだがもう動けないのだろう、麗日が担架で運ばれていく。リカバリーガールがいるし心配はいらないだろうが。
マイク「さあ、気を取り直して……トーナメント一回戦が一通り終わった！小休憩挟んだら、早速次行くぞ！」
緑谷「あ……僕、次だから……控え室で準備してくるよ」
A「おー、頑張ってな〜」
ヒラヒラと手を振って緑谷を見送る。
しばらくすると爆豪が帰ってきた。試合に勝ったっていうのに、機嫌が悪いったらない。
瀬呂「おう、爆豪！なんか……大変だったな、悪人ヅラ(笑)」
蛙吹「組み合わせの妙とは言え、とんでもないヒールっぷりだったわ」
爆豪「うるッッせんだよ！黙れ！」
爆豪の容赦の無さについて一通り騒いだ後、クラスメイトの話題は各試合の振り返りとこれからに移ってゆく。
爆豪「……どこがか弱えんだよ」
面倒くせえという顔で荒々しく席についた爆豪が、小さく呟いたのが聞こえた。
さて、その間にステージ中央には台が創られ、再び漢と漢の真剣勝負が始まろうとしていた。
マイク「第七試合で引き分けだった切島と鉄徹の、二回戦進出を懸けた腕相撲の結果は……？！」
ミッド「勝者、切島くん！二回戦進出！」
切島「っしゃあああ！！」
本気で喜び、本気で悔しがり、熱く握手を交わす二人。
なんかあーいうの良いよな、暑苦しいけど。俺はやれないけど。
マイク「さぁこれで二回戦の進出者が出揃ったァ！つーワケで、そろそろ始めようか！
二回戦、第一試合はビッグマッチだ〜ッ！」
麗日「二人、まだ始まっとらん？！」
負けちゃったー！と予想より吹っ切れた様子で戻ってきた麗日の目元は赤かった。……やっぱ泣いたのかな。
マイク「一回戦の圧勝で、観客席を文字通り凍りつかせた男！ヒーロー科、轟 焦凍！
片や、こっちはヒヤヒヤでの一回戦突破！今度はどんな戦いを見せてくれるのか？！ヒーロー科、緑谷 出久！」
心なしかスタジアムは期待と興奮で膨れ上がっていくようで、試合開始を待ち望む熱気が高まっていく。
飯田「……この試合、どう見る」
常闇「緑谷が轟の懐に飛び込めるかどうかだな……」
A「轟の氷結は広範囲で大規模、反応速度も速すぎる。……緑谷は、どんな対策を立ててっかな」
マイク「今回の体育祭、両者トップクラスの成績！まさしく両雄並び立ち！
今、緑谷VS轟、スターーート！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 378人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫亜李 - 好きです､､､！ ぜひ、続きを､､､！気になりすぎて､､､朝しか寝れません（←新小６なのに､､､児童会副会長なのに､､､すでに） 続をお願いします！！ (2022年2月23日 1時) (
レス) id: d432949979 (このIDを非表示/違反報告)
卵のたまご(プロフ) - 好きだぁぁぁぁぁぁぁ…！！！ (2021年12月31日 22時) (レス) @page27 id: d5144cc3f8 (このIDを非表示/違反報告)
梅チョコ(元Thatn)(プロフ) - シロさん» ありがとうございます！！ちょっと今忙しくてアニメ見返す時間が無くて(´；ω；`)もうしばらくお待ち下さい……！ (2021年2月10日 12時) (レス) id: 89e33c10ef (このIDを非表示/違反報告)
シロ - 頑張ってください！ (2021年2月10日 10時) (レス) id: 4b3179590f (このIDを非表示/違反報告)
Thatn(プロフ) - 男主VSイレイザーの戦闘ネタ構想ずっと下書きで温めてる……はやくそこまで進めなきゃですね (2021年1月12日 9時) (レス) id: 89e33c10ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：梅チョコ | 作成日時：2020年8月30日 18時
