常に焦りは禁物なのです・３ ページ27
*
「解散、お疲れー」
「「お疲れ様でした!!」」
翌日の放課後。演劇部の放課後練習が終わって、ジャージから制服に着替えた後私はすぐに学校を出た。帰って早くドラマを見なくてはいけない。
足早に駅まで歩き、そろそろ、というところでまだ明るいコンビニの横を通った。自然と足が止まる。
思わず鳴ったお腹をさする。何か買い食いしたい……けど、ここは我慢！ むうう。
早く帰って晩ご飯食べないと、と思ったその瞬間だった。
扉が開いた。見慣れたジャージに思わず一回目を擦って、その人物を確かめた。
「英君……？」
「……遅い」
気付くのが、ということだろうか。仕方ないじゃないか、まさかここで会うとは思ってなかったんだから。
英君は制服姿で、コンビニの袋をぶら下げていた。部活終わりかな。放課後にコンビニで買い食いとは、お金あるねえ。
そこで、あることに私は気が付く。
……ね、待って、英君がいるってことは？
その時、またコンビニの扉が開いた。思わずあ、と声をあげる。英君もそちらを見ていた。
「おい国見、先行くなよ……ってA？」
「ゆ、勇太郎君……」
ま、待ってなにこれ奇跡!? 昨日の朝に引き続き今日の放課後まで会えるとか運命!? 教室で毎時間一緒に勉強してるけどさ！
あ、一緒に勉強とか親密っぽくていいな、と思ったら勇太郎君が言った。
「こんなとこで何して……あ、部活か？」
「う、うん。今終わったところ。勇太郎君達も部活終わりでしょ？」
「まあな」
勇太郎君も、英君と同じように袋をぶら下げていた。あ、いかん、お腹すく。
鳴りそうなお腹を悟られまいと、私は話題を移した。
「勇太郎君達は買い食い？ 運動部も大変だねー」
「ああ、ちょっと腹減ったから……あ、A、パン食べるか？」
「え、いいの!?」
言ってからハッとして口を塞いだ。食いつきが良すぎた。慌てて勇太郎君を見ると、「腹減ってんだろ」と苦笑いされた。
ちょっと恥ずかしいなあ、と思いつつ、とりあえず近くの公園へ向かう。あの公園ならまだ明るいから、と勇太郎君が言ったからだ。
この時点でドラマのことなど私の頭からは消し飛んでいた。
「……俺早く帰りたいんだけど」
「何だよ国見、二人で食べようが三人で食べようが一緒だろ？」
「Aが入ると大分変わる……」
「何さ失礼ね」
不満そうな顔をしつつも、英君の足は迷うことなく公園へと向かっている。彼もお腹が空いているのだろう。
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スマトラ島のラフレシア(プロフ) - 空白さん» 大地さんかっこいいよね〜→好き!! になる人が少ないんですかね……。三年生はあのノリですから！あ、潔子さんじゃないですか？ (2016年6月13日 18時) (
レス) id: db820b405d (このIDを非表示/違反報告)
空白(プロフ) - まじ 大地さん ヤバイです 三年生組好きです 清子さんの一言で泣くとこ好きですwww (2016年6月11日 6時) (携帯から) (レス) id: 52be14b7bd (このIDを非表示/違反報告)
空白(プロフ) - そうなんですよ全然いないんですよ なんでいないのか不思議なんですよ あのお父さん感 大好きです こないだ好きすぎてイラスト描きました (2016年6月11日 6時) (携帯から) (レス) id: 52be14b7bd (このIDを非表示/違反報告)
スマトラ島のラフレシア(プロフ) - 空白さん» コメントありがとうございます!! 大地さんカッコいいですよね……！好きな人あんまり見ないので嬉しいです(笑) (2016年6月10日 18時) (レス) id: db820b405d (このIDを非表示/違反報告)
空白(プロフ) - 初コメント失礼します
私も澤村さん大好きです！(≧ω≦)ｂ
マジかっこいいです (2016年6月9日 17時) (携帯から) (レス) id: 52be14b7bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スマトラ島のラフレシア | 作成日時：2015年11月14日 19時
