前前世はポートマフィア。前世は××。今世は探偵社。【文豪ストレイドッグス】

タイミングよ。 ページ49

貴方side

さぁ！乱歩さんのお陰で前向きになったAさんです！

今から鏡花ちゃんとデェ(((

敦達を探しに行くよ！

まぁ敵を倒さない限り見つからないだろうけど…

鏡「…！敦！」

そう言って一目散に駆け出す鏡花ちゃん。
すぐ後を追おうと足を踏み出した、けどすぐその足は止まった。

貴『げ、森さんじゃん…』

しかも敦に何か云ってるし…

無事に見つかったので逃げてもいいでしょ

あの人といると鬱になりそうだし…←

そうだ。お墓参り行ってないな、今行こう。

そういって私は、少し足早に墓場へ向かった。



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敦side

敦「鏡花ちゃん、落ち着いた…？」

鏡「…大丈夫…」

組合の空間異能力者を倒し、
一緒に居た町医者さんと話していると、鏡花ちゃんがとても怯えていた

落ち着いたとは云っているけれど、まだ顔色は優れない。

どうしたら元気になるかなぁ…と考えていると
ふと、脳裏にさざ波がよぎる。

そうだ、海。

敦「鏡花ちゃん、海に行こっか。」

そこに行けば、鏡花ちゃんも落ち着くかもしれないと、

未だ少し震えている鏡花ちゃんの手を引いた。


見えた。海といっても海辺にある墓場…だろうけど。

どんどん奥に進んでいくと、見覚えのある靴が


敦「あれ…？これ、Aちゃんの靴…？！」

鏡「…！！」

Aちゃんは、靴付近のお墓前に出来た、大きなクレーターの中で目を閉じて倒れていた。

敦「Aちゃん！？Aちゃん！！」

鏡「A！！！」

揺すってみても返事は無い。
それどころか、目を開けそうにない。
本当に亡くなっているみたいでゾッとした。

鏡「…あ、つし…このお墓……真逆」

敦「え…？？」

顔を上げお墓に刻まれた名前のイニシャルを見る。

目を見開いた。息が止まる。

Aちゃんのイニシャルと一致していた。

敦「…とりあえず、探偵社まで運ぼう。
ちゃんと脈はあるし、大丈夫。」

僕は乱心するのを抑え、Aちゃんを抱き上げる。
鏡花ちゃんは頷き、急ごう、と早足に歩き出した。


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貴方side

これは夢だ

懐かしのあのバーで彼と並んで団欒をする夢。

気づいたらそこにいて、当然の様に隣にいる彼


『どうしてまた…？』

「伝えたいことがあってな」

『何？織田作』

「実はな…お前は組合との戦いに参加出来ない」

『え、？』

「暫く寝たきりだな」

『は？！』

このタイミングで？！

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