変わらない人。 ページ32
運「全ては状況証拠です。」
太「ん……まぁね、
確かにおっしゃる通り……、どうする国木田君」
国「貴様本気でそんなことを」
その時運転手が重々しく口をあげて云った。
運「取引を致しましょう。」
国「取引?」
運「条件を飲んで頂ければ、僕は自首します。
武装探偵社で僕を保護して下さい!!
期限は検察取り調べを終え、取引による証人保護が成立するまでの七十二時間」
切羽詰まった様に話し出す運転手に国木田は違和感を感じつつ話を進める
国「どういう事だ?」
運「僕は唆されただけなんです!!
新興の臓器密売輸組織とやらに、うまい話がある、絶対にバレないからと……なのに!」
国「黒幕が居るのか。そいつらの居場所は!」
運「分かりません…ただ、取引はいつも港湾中央ビルで…」
あそこか…と、と呟く国木田に太宰が続いた
太「それで?保護して欲しい理由は?」
運「実は、誘拐した者の中にポートマフィアの関係者がいたらしいのです。」
太「そりゃ拙い。」
その瞬間、車体に衝撃が走り、窓ガラスが割れる。
国「ポートマフィアの連中か!」
運「助けてくれ!!」
運転手は国木田によって頭を下げられていたが、恐怖のあまり逃げ出してしまった。
死にたくない!!と、叫びながら国木田の引き止めにも応じず、人気のない倉庫に、一目散に。
そこで運転手を追う太宰と敦、ポートマフィアと対峙する国木田に別れ、行動を開始した。
国「行くぞ、異能力__独歩吟学、閃光手榴弾!!」
大きな破裂音と共にその場が閃光で包まれた__
…………………………………
貴「中也!!りゅーは今何処にいるの!!」
中「芥川なら最近の連続殺人事件の犯人を処分しに行ったぜ。」
やっぱりか…、とAは爪を噛む。
何故今迄忘れてたんだ…催眠ガスだって体が昔のものじゃないから、毒耐性が全く無くなっていた。
____油断した…!
中「……因みに、そこに向かうのは許さねぇぞ。」
その言葉を聞いた瞬間、ほんの少しの間だけ、Aから表情が抜け落ちた。
が、直ぐに穏やかに笑いながら云った。
貴「分かった。もう暫くここに居るよ。
ここは嫌いじゃない。中也やりゅー達は今も変わらず大好きだから。」
中也は一瞬瞠目した後
中「…ありがとよ。」
とポツリ、と零した。
貴「…ってことで!!銀ちゃんの所行ってくるね!!!三┏( ^o^)┛」
中「はぁ!!?ちょっおい!!! 」
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ちょこきゃらめる - 蛞蝓に話しかける乱歩さんwかわいい!うちも、もし転生するならこんな立ち位置がいいなぁ(о´∀`о) (2018年11月23日 0時) (レス) id: 9446a19fb8 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷぉーー - うひゃwwありがとうございますwww因みに私は社長推しです((キリッ (2018年7月24日 17時) (レス) id: 9fa7254ef5 (このIDを非表示/違反報告)
社長と首領推しを増やし隊 - これWWWちょWWおもしろい。がんばってください (2018年7月24日 9時) (レス) id: df1800325d (このIDを非表示/違反報告)
あっぷぉーー - んん…!ありがとうございます…!そう言って貰えるととても嬉しいです…!海豚さんの作品も、とても面白くて大好きです!こちらこそ頑張ってください!!!(*‘ω‘ *) (2018年6月26日 19時) (レス) id: 9fa7254ef5 (このIDを非表示/違反報告)
海豚(プロフ) - 真逆の蛞蝓とは……発想ですね!^ ^ 最近読まさせていただいております!!応援してます!(o^^o) (2018年6月26日 14時) (レス) id: a5f8312cdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あっぷぉーー | 作成日時:2018年5月9日 23時