試験3! ページ18
貴方side
そして私は爆弾魔にじりじり…と近寄ってさらに云った。
貴「さァ…後はそれを押すだけだよ?
……押したくないの?なら仕方ないねぇ!私が押してあげようか!!」
爆「!ぐぁっ!?」
ガッと手を掴み、捻る。
敵意を狂気で隠す。ある誰かに教えて貰った手だ。
爆弾の起爆スイッチを取る。これで爆発はしない筈。
貴「よし!国木田くん!あと任せた!」
国「云いたい事が山ほど有るのだがなッ!」
先刻捻った時に緩まった隙に抜け出した国木田君。
私は起爆スイッチを持っているので下手に動けない。
なら武術に長けている国木田くんが最適だ。
そして期待通り思い切り爆弾魔を投げ飛ばしてくれた国木田くん。
…すっごい痛そうだったよ。うん。
ダァァァァンやらバァァァァアンって聞こえたもん。
貴「はぁ…ま、一件落着?」
太「ヒューッさっすがA♡」
貴「ぶっ!??!」
ふぅ、と一息ついた所太宰が飛び付いてきた。
流石長身。いきなり飛びつかれてバランスを崩さない訳が無い。
わー、と前のめりに倒れ込みさらに…
ピ____ッ……。
太「…あ。」
貴「…あ。じゃないよ!!この包帯無駄遣い装置!!!あと30秒で爆発だよ!?バーンだよ!?ちゅどーーんだよ!!?…っあ。」
太宰の背後から人影。
太「あらら。私捕まっちゃった。」
爆「っふ、これで終わりだね。あははは!!!」
…何か、被せられる物。それがあれば、事務所は吹き飛ばずに済む。
貴「…うーん、仕方ないな…。」
ちら、と見ると爆発まであと15秒。
私は思い立ったことを実行する。
太「…!?何を__!」
貴「んー?此処がドカンしない為の対処。」
太「_____ッ!?」
そう、私は今爆弾を抱え込んでいる。
周りを見ても被せられる頑丈な物はないし、
これしかない。
爆発まであと10秒…
太「莫迦ッ!今すぐ離れるんだ!」
貴「…だいじょーぶ。また逢えるよ」
あと5秒…
敦「Aさ…!?」
____4
___3
__2
_1
0
貴「…お、爆破しなかった。不発?」
太「はーーーーーーっ…私の趣味にでも目覚めたのかい?A。」
貴「んーにゃ?目覚めないよ。それよりこれ、偽物だね。
何?こんなに豪華なキャストまで揃えちゃって…。もしかして…裏審査?」
「____その通りだ。」
全「社長!」
貴「……(やっぱり幼女居ないんだ…。)」
229人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょこきゃらめる - 蛞蝓に話しかける乱歩さんwかわいい!うちも、もし転生するならこんな立ち位置がいいなぁ(о´∀`о) (2018年11月23日 0時) (レス) id: 9446a19fb8 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷぉーー - うひゃwwありがとうございますwww因みに私は社長推しです((キリッ (2018年7月24日 17時) (レス) id: 9fa7254ef5 (このIDを非表示/違反報告)
社長と首領推しを増やし隊 - これWWWちょWWおもしろい。がんばってください (2018年7月24日 9時) (レス) id: df1800325d (このIDを非表示/違反報告)
あっぷぉーー - んん…!ありがとうございます…!そう言って貰えるととても嬉しいです…!海豚さんの作品も、とても面白くて大好きです!こちらこそ頑張ってください!!!(*‘ω‘ *) (2018年6月26日 19時) (レス) id: 9fa7254ef5 (このIDを非表示/違反報告)
海豚(プロフ) - 真逆の蛞蝓とは……発想ですね!^ ^ 最近読まさせていただいております!!応援してます!(o^^o) (2018年6月26日 14時) (レス) id: a5f8312cdf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あっぷぉーー | 作成日時:2018年5月9日 23時