前前世はポートマフィア。前世は××。今世は探偵社。【文豪ストレイドッグス】

入水！入水！…あれこれ何処かの包帯の付属品じゃ…？ ページ13

貴方side



皆さん。大変です。私死ねませんどうしよう。

「ねぇ聞いてる！？蛞蝓さん！！」



あー、聞いてます聞いてるー。




事の発端は2週間前位…


突如現れたその人は

「何この墓。何でクレーター出来てんの？…あ、蛞蝓いる。」

開口一番に文句を云った青年。
探偵のコスプレ？みたいなのしていたのを憶えている。

そしてその日から彼はよく此処に足を運ぶようになった。

「彼の人本当馬鹿だよ！…死んじゃうって云ったのに…」

ぷく、と口を膨らませたかと思えば一寸しょげた様子で話し始め


またある日は元気よく此方に来て上機嫌に話し始めた

「見給え蛞蝓さん！！今日ね！新しい駄菓子を手に入れたんだ！…あ！あげないよ！社長に分けてあげるんだからね！」

でも之はあげてもいいよ。、と花を呉れた。

…先ず第一に考えて蛞蝓は駄菓子食べないよ。
花も食べないし。

てか社長に分けてあげるの何それうらやまけしから((

またある日は
「あー、雨だねぇ蛞蝓さん。…雨は厭だねぇ…蛞蝓さんも厭だろう？」

ふふ、と翡翠色の目を覗かせて云った

蛞蝓だったら普通雨喜ぶだろうよ…。

…んっ待って君目開けたら色気やば((




…まぁ、色々あって今日もその人は此処に来た。
もうこの人の話を毎日聞いている気がする。

…厭な気はしないけどね。結構情報が来るし。


まぁ今日の話は


新人がやって来た、とか。

クニキダの胃にそろそろ穴があく、とか。

また社が襲撃された、とか。

また僕が大活躍して事件を解決した、とか。


…君の職場大丈夫？？と云いたくなる様な内容が殆どだった。

この人一体何者…。

「あっそうだ！！！」

？！

突如声をあげ、こちらを見てにっこり笑い云った。


「名前、云って無かったや。僕の名前は江戸川乱歩！！名探偵の江戸川乱歩さ！！」

…江戸川、乱歩。


……乱歩…君ここ来るようになって結構経つよ？名前忘れてたの？？いや先ず蛞蝓に執拗に話し掛ける人なんていないか、うん。



「っあ、もう行かなきゃ、さよなら、蛞蝓さん。……いつか君の名前もおしえてね。」




うん、じゃあね乱歩。


さすが名探偵だ、私が今日死ぬことも分かっているみたい。



まぁ私は彼奴を支えに行く為に1度死ぬのだからきっとまた会えるよ。


ひゅぅーー…と、少し冷たい風が私たちの間を横切った。






…まぁ、蛞蝓だからシリアスにはならないね流石
に。




さ、さーて！入水といきますか！！！！←


そう云って海へ進み出した。

私の内心しか書いてない。題名は半狂乱。→←前世の話。

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