あの時のこと2 ページ11
貴方side
貴「壊滅…ですか。」
森「あぁ。頼めるかな？」
太宰がポートマフィアを抜けて2週間。
又私は首領から直々に命令を受けていた。
任務は『敵組織の壊滅。』
私的には中也のが適任だと思うのだが、首領の命令は絶対だ。
迷うことなく私はその任務に取り掛かった。
そして任務決行当日。
私は部下達を待機させ一人前線に出た。
敵の本拠地にまわりこみ敵の数を伝え、敵の数によって臨機応変に戦い方を変える。
即死しない限り死なない私にうってつけな事だし、
普通は部下がやる筈の事なのでいきなり即死する程の攻撃はされないだろう。
敵の数は前線にざっと30。無線機で部下に作戦
貴「敵の数約30。舞でいくぞ。」
『了解しました。』
それにしても…流石に数が少ない。ポートマフィアの敵対組織にしては、小規模すぎる。
違和感を感じたが、それを振り払い作戦を開始する。
貴「やァ、こんにちは。今日はいい夜だね。明日の月は綺麗だ。」
そう挨拶し、
一人だけ残し銃を突き付ける。
『クソっ…何なんだお前は…！』
貴「ふふ、お掃除屋さん。ねぇ、貴方達のボスは何処？」
随分殺気を出して云ったのだが、男は動じずに笑っている。
『莫ァ迦！今頃お前らの部下は殲滅されてるだろうよ！！！俺達は手前を誘き出す餌だよ！』
貴「…！！！」
無線機から聞こえてきたのは銃声と叫び声。
それは、あの事を思い出すのには、充分だった。
織田作が死んだ、あの光景を。
貴「あ、ぁぁあ！」
目の前が、真っ赤に染まった。今度は、視界の隅から隅まで真っ赤。紅、赫、赩。
獣が唸る様な声と餌となった男の叫び声を最後に
私の意識は途切れた。
＿＿正直私は生と死について何も思わなくなった。
一気に大切な人を失って、世界が酸化し始めていたから。…嗚呼、こういうのを酸化というのかな。
…織田作に会えるかな。
直感的に私は死ぬのだということと、この任務の真相が分かってしまった。
死後も、少しの間意識は残るらしい。梶井から聞いた事があった。
ゆったりと流れていく最期の時間の中で考えていた。
私にあの任務を遂行するように命じたのも、首領の最適解の為。
全ては首領が仕組んだ
だったのだ。
私を消す為にあのトラウマによって私の異能は暴走という形で覚醒した。
うまく仕組んだよね、首領。
そしてそのまま私の意識は、堕ちていった。
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ちょこきゃらめる - 蛞蝓に話しかける乱歩さんwかわいい！うちも、もし転生するならこんな立ち位置がいいなぁ(о´∀`о) (2018年11月23日 0時) (
レス) id: 9446a19fb8 (このIDを非表示/違反報告)
あっぷぉーー - うひゃwwありがとうございますwww因みに私は社長推しです((ｷﾘｯ (2018年7月24日 17時) (レス) id: 9fa7254ef5 (このIDを非表示/違反報告)
社長と首領推しを増やし隊 - これＷＷＷちょＷＷおもしろい。がんばってください (2018年7月24日 9時) (レス) id: df1800325d (このIDを非表示/違反報告)
あっぷぉーー - んん…！ありがとうございます…！そう言って貰えるととても嬉しいです…！海豚さんの作品も、とても面白くて大好きです！こちらこそ頑張ってください！！！(*‘ω‘ *) (2018年6月26日 19時) (レス) id: 9fa7254ef5 (このIDを非表示/違反報告)
海豚(プロフ) - 真逆の蛞蝓とは……発想ですね！^ ^ 最近読まさせていただいております！！応援してます！(o^^o) (2018年6月26日 14時) (レス) id: a5f8312cdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あっぷぉーー | 作成日時：2018年5月9日 23時
