影山にバレーを教えたのはあの人の妹【かきくトリオ】【ハイキュー!!】 (ページ9)

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｢高校どうすんの？青城行くのか？｣

新山女子は推薦で呼んだ人ぐらいしか試合に出れないらしいから行っても意味がない

『私はもうバレーやらないつもりだからさ

普通の高校でいいかなーって思ってる笑』

｢は？お前っ！それでいいと思ってんのか!?｣

『うん』

｢本心か？｣

『うん』

｢…あー､本心じゃねぇなら辞めることねぇと思うぞ？｣

『…わかっちゃったかー笑』

｢まぁな｣

『…ほんとはね､バレーやってたい

3歳からやってるんだもん

これからもずっとバレーやってたいよ

…あれ？おかしいなぁ､泣けてきちゃった…泣くつもりなんてなかったんだけどなぁ』

涙止まんないや…

負けた時は泣かなかったのにな…

｢負けたら誰だって悔しいだろ

大好きなものほどすごく､

それを辞めるって言った時にはもっともっと悔しくなんのは当たり前なんだよ

だから今はたくさん泣けよ｣

『うぅっ…ぐずっ…』

ゆうは何も言わずにただ隣にいてくれた

それだけで十分嬉しかった

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｢泣き止んだか？｣

『うん…もう大丈夫…ごめん…』

｢そこはありがとうでいいんだよ笑｣

『ありがとう…』

｢おう！｣

そして私達の控え室付近まで送ってくれた

なんて良い奴なんだっ！

｢またなんかあったらいつでも言えよ？国見も力になってくれると思うし｣

『うん！』

｢じゃあな！｣

『また明日！』

くるっと方向転換し私に背中を向けて歩くゆうを見届け私は自分の控え室へ戻る

飲み物買ってくると言って10分

入りずらいなと思いつつもドアノブを回して押す

｢あっ､A…｣

『あー､えっと…その』

部屋には美緒たち3年しかいなかった

これはさすがにやばい