影山にバレーを教えたのはあの人の妹【かきくトリオ】【ハイキュー!!】 (ページ7)

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｢何？うちらが悪いって言いたいわけ？｣

『そうは言ってない』

｢そんな風に聞こえんの

元はと言えばあんたが悪いんだからね？

1年から試合に出て調子のってさ

うちらのことずっと見下してたんでしょ？｣

『見下してなんかない』

｢嘘つかないでよ!!

うちらがどんなチームだって言われてたかあんた知ってる？

"コート上の天使"がいるから優勝できたチームだって､

リベロのお陰で強いチームって言われてんの！

これがどんなに屈辱的かAにわかんの!?｣

『……』

｢なんか言いなさいよ!!｣

『…私は､ただバレーで勝てればそれでいいと思ってた

それで周りからどんだけ責められようとも

私が我慢すれば…それで試合を1つでも多くできるなら

でも違ったんだね

私は私のことしか考えてなかった

勝ちにこだわりすぎてた

でも今日で終わり！

私のバレーも今日が最後！

もう私はバレーを辞める！

それで十分でしょ？』

｢なによそれっ…悲劇のヒロイン気取らないでよ！

ほんとにうちらが悪いみたいじゃん!!｣

自分の中で脆く､細くなっていた糸がプツンと切れた

『……そうだよ

全部美緒たちが悪い！

私が出てれば試合に勝ってた！でも美緒たちは自分でそれを手放した！

自分達がどれだけ下手だったかわかった？』

｢っ…｣

やってしまった

『…ごめん､

飲み物買ってくる』

｢…｣

自販機の前を通り過ぎてどこかのチームの控え室の前まで来た

人通りは結構ある

私はすぐ近くにあったベンチに座った