影山にバレーを教えたのはあの人の妹【かきくトリオ】【ハイキュー!!】 (ページ31)

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青山君………

君なんかかっこいいよ

｢だからっていうかなんていうかなんだけど…

俺は空井とゆーたろーが付き合って欲しいんだ

無理にとは言わねぇけど､空井が嫌じゃねぇなら前向きに考えてくれ

…ってなんか俺が告ったみてぇになってるな｣

こんなとこ彼女に見られたら別れ切り出されるわーなんて付け足して

ゆうはこんなに言ってもらえる友達いるんだね

私はそんな人に"好き"って言ってもらえる人なのかな

自惚れてもいいのかな

｢っと､俺そろそろ帰るかな！｣

ふと廊下の時計を見てみると4:30を指している

やばい､今日時間経つの早い

『こんな時間までごめん…』

｢いいんだよ､俺がずっと話してただけだし笑笑
親にも面談あるからちょっと遅くなるってのも伝えてるしな｣

『そっか､よかった笑』

｢というか女バレ､負けたんだってな｣

『あー…うん』

｢じゃあ､今戦ってんの男バレだけか〜
俺らは全国決めたし｣

そういえばそっか､

青山君はサッカー部で優勝したらしい
なんなら優秀選手賞もらったとか

『ん？部活は？』

｢この天気だし体育館は男バレ優先になってるから休みになった｣

『なるほどね』

窓の向こうを見れば雨

・

…雨？

『なんで雨降ってんの!?』

｢いや､知らんし｣

『天気予報晴れって言ったのに…』

｢どんまい

俺は諦めて濡れて帰る猛者だ｣

『くっ…さっきまでかっこいいと思ってた自分を殴りたい！
かっこつけて言ってるけど全然かっこよくない！』

｢本人に言っちゃうんだな…まぁいいけど

じゃ！｣

『とりあえず気をつけてー』

｢さんきゅー！｣

タッタッタッと素早く階段を降りていく後ろ姿は数秒すれば見えなくなる

やっぱ速いなぁ…