影山にバレーを教えたのはあの人の妹 【かきくトリオ】【ハイキュー!!】

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『……ってことがあって…』


朝､とびとは何事も無かったかのように登校した

そして昨日のとびとあきとの少女漫画の主人公みたいな出来事を全て話した

え？誰にかって？

昨日も話してた人だよ(誰目線)



『それで今日の私の第一声｢羊がいっぱいだ！｣だよ？

ゆう』



｢それ俺に言う？｣



『もちろん』



｢ったく…まぁ､大抵は意識するだろ？普通は｣



『そんなものなのかな…

だって私だよ？友だちとしての意識しかないでしょ？笑笑』



｢え､お前鏡見たことある？｣



『あるよ！失礼だな！』


ゆうはそこまで私の事ブサイクだと思ってるのか
自分ではそこまで悪くない顔だと思ってるぞ！



｢いや…その､お前は………ぃよ｣



『？ 聞こえないよー､ゆーう』



｢だから､お前は…かわいいよ｣



『えっ』



｢えっ｣



昨日とびに言われた時と同じだ

顔が熱くなっていくのがわかる



｢あっ…いや､深い意味はなくて…ただ俺から見たAの感想を…って俺何言ってんだ……｣



『えっ､あー…うん！ありがとう！』


まさかゆうから"かわいい"という言葉が出ると思っておらず動揺する
ゆうもきっと言うはずはなかったと思う



｢あー…言ったついでだから言うんだけどよ…
昨日Aに大会見に来んのか？って聞いたろ

それの続きなんだけどさ…｣



『うん』

そういえばあったな…
いろいろありすぎて忘れてた



｢女子の分も…Aの分も頑張って全国行くから､


俺だけを見てて｣



『んんんんん？』



私､A中学3年､初夏にしてリアル少女漫画を体験します｡

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