影山にバレーを教えたのはあの人の妹【かきくトリオ】【ハイキュー!!】 (ページ3)

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｢みんな頑張ったよねっ…ありがとうっ…｣

｢全国も行きたかったねっ…うぅっ…｣

｢私がもっとスパイク決めてればっ…エースなのにっ！…ごめん…｣

｢違うよ…うちのブロックがふっ飛ばされてばっかだったからっ…｣

3年5人､2年6人､1年4人の計15人のチーム

泣きながら話しているのは私以外の3年4人

試合に出ていた2年2人はというと

｢A先輩っ…本当にごめんなさい…｣

｢私っ…A先輩と全国行きたかったですっ…うぅっ…｣

私に謝っている

『2人のせいじゃないよ､これは私の責任だから』

｢それでもっ！｣

｢A先輩は悪くないですっ！…何も悪くないですっ…｣

元は仲のいいチームだった

でも今日で深い溝をつくったと思う

＿＿＿｢Aなんかいなくても勝てる

もううちらはあんたの引き立て役になりたくないの｣___

先ほど私がキャプテンの美緒に言われたこと

私は中1､中2とリベロ賞を受賞し宮城No.1リベロとまで言われていた

でもそれは自分でもかなりの努力をしてきたと思うし先輩や後輩､先生も認めてくれていた

だが同級生はそうは思っていなかったらしい

小学からバレーをやっていた人が多いチームだったがこの代は私以外が初心者だった

しかも私がこのチームにいた間でリベロは私しかおらず1年から試合に出ていた

それが面白くなかったんだろう

だからといって手を抜こうとは思わなかったし特別に仲良くなろうとも思わなかった

ただ勝てればいいと思っていた