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「…A。」
鬼道監督がフィールドを見据えたまま、私に声をかけた。
「何があった。いつものようなお前じゃない。」
「…。」
フィールドに立つ太陽を見詰める。
その左腕にはキャプテンマークが付けられていた。
一年でキャプテン、そして……
「え！？彼だったの…？世界クラスの実力を持つプレイヤーって…。」
太陽こそが“十年に一人の天才”と呼ばれるプレイヤーということにみんな驚いていた。
「太陽…、雨宮太陽は…私の従弟です……。」
「「「！！！」」」
「太陽は、小さい頃から病気で…、ホントはサッカーをしてはいけない身体なんです。けど、太陽は…。」
私がそう言うと、みんなは黙り込んだ。
「姉さん、出ないのか…。」
そして、試合開始のホイッスルが鳴った。
雷門からのスタート。
倉間センパイがドリブルで上がっていくけど、
突然フィールドの砂が動き出した。
そのせいで、倉間センパイはフィールドの外に押し出されてしまった。
これがデザートスタジアムの特徴である、流砂。
ランダムに砂の動きが変わるため、気をつけなくちゃいけない。
新雲のスローインで試合再開。
太陽にボールが渡り、キャプテンを交わし、上がっていく。
「…！」
速い…！
太陽、あんなに強くなったんだ…。
それだけじゃない。
いつもの太陽と、何かが違う…。
様子がおかしいとか、そんなんじゃない。
もっと違う、何か…。
「太陽！」
上がっていく太陽に天馬が立ち塞がる。
「天馬！キミとこうして、グラウンドで戦いたかったんだ！」
太陽がそう言うと、流砂が起こった。
「へぇ、こんな風に砂が動くのか。僕もさっき初めて知った。」
「さっき…？」
フィールドの仕組み、聞いてなかったの…？
フィフス側だから、てっきり聞いてるのかと思った…。
「なら僕は、こうするよ！」
「！」
太陽はそう言うと、誰もいないところにパスを出し、
砂の動きを利用してボールをキープした。
「(僕だって、いつか太陽の下に出るんだ！！)」
太陽の想いに答えるように、雲に隠れていた太陽が顔を出す。
「(誰にも邪魔させない！！)」
太陽は雷門のDF陣を翻弄し、GKと一対一になった。
「(持ってくれ、僕の身体…！HRで優勝する、そのときまで…！！)
はあぁぁぁっ！太陽神アポロ！！」
フィールドに太陽の化身が現れ、
私は思わず立ち上がった。
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蒼乃(プロフ) - takerutkさん» うぁぁぁぁ！！申し訳ありません！！ご指摘ありがとうございます…！誤字気をつけますね、、ずっとこのままだったなんてすみません、、、 (2016年6月20日 0時) (
レス) id: 0ae167b07f (このIDを非表示/違反報告)
takerutk(プロフ) - 10人に一人になってますよw (2016年6月19日 23時) (レス) id: 52a69e3143 (このIDを非表示/違反報告)
みりみり - こちらこそ！ (2014年12月3日 16時) (レス) id: d56b577762 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - みりみりさん» 了解！じゃ、これからよろしく！ (2014年12月3日 16時) (レス) id: 4395e408d4 (このIDを非表示/違反報告)
みりみり - ハイ！よろしくお願いします(≧∇≦) あと、タメでも良いですよ(^O^) (2014年12月2日 22時) (レス) id: d56b577762 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃 | 作成日時：2014年10月1日 19時
