story179 ページ20
＊天馬side＊
「俺、キャプテン失格です…。
俺…、みんなを引っ張ること、できませんでした…ッ。」
グッと左腕に付けてあるキャプテンマークを握りしめる。
「天馬、お前にはできる。俺にはわかる。
お前の武器は…、そこにある！」
「…！！」
神童キャプテンは、俺の胸を指差した。
自分の胸に手を宛てる。
「俺の…、心に…？」
心…、気持ち…！
「…！サッカーを、好きだって気持ち…！」
「そうだ、お前の武器はサッカーが好きだという、その気持ちだ！」
・
「天馬、見てみろ。」
円堂監督に言われて、仲間を見つめる。
あれから負傷したみんなを治療するために、緊急タイムが取られた。
みんなすごく体力は消耗してるし、ダメージも…。
何より、苦しそうだった。
けど、みんなをそうさえたのは紛れもなく俺で…。
「これが、お前のやりたかったサッカーか？」
「俺の、やりたかった…サッカー…。」
違う…。
俺のやりたかったサッカーは、こんなのじゃない…。
一生懸命ボールを追いかけて。
勝つために努力して。
努力したからこそ、勝ったときに思いっきり喜べる……。
みんなが笑顔でやる、楽しいサッカー！！
「わかったな！」
「はい！！」
「すみませんでした！
本当のサッカーを取り戻すには、俺達が本当のサッカーをしなくちゃいけなかったんです！
いつも通り…、いつも通りの雷門のサッカーを！」
俺はみんなに頭を下げた。
本当に申し訳ないことをしてしまったんだ…。
大事なことに気づけなかった。
みんなが許してくれるかわからない。
こんなキャプテンで…。
でも…、
「いつも通りね。」
「！」
何か、言われるのかな…。
そう思ったけど、
倉間センパイは、こう言ったんだ。
「やろうぜ、“キャプテン”！」
「…！」
そして、倉間センパイに続き、みんなも言った。
「もう全員、覚悟はできている。」
を俺達は全員、お前と本気のサッカーをしたいんだからな！」
「俺達の革命は、お前の真っ直ぐな気持ちから始まったんだ。」
「気持ち…！」
俺は、すぐ近くの観客席にいた神童キャプテンを見上げた。
「気持ちで、みんなを引っ張る…！」
その言葉に、神童キャプテンは大きく頷いてくれた。
隣にいた、太陽も。
ふわっ…。
「！」
そのとき、柔らかな風が吹き抜けていった。
この風を…もっと大きな風に！！
.
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 160人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼乃(プロフ) - そらさん» ご指摘ありがとうございます！修正致しました。勉強不足で申し訳ございません。以後気をつけて参りますので、今後ともよろしくお願いします…！ (2018年3月28日 14時) (
レス) id: a5aa8eb227 (このIDを非表示/違反報告)
そら - いきなり失礼します。163話と165話の征木君のGK技ですが、【シュートブロック】ではなく、【シュートブレイク】ですよ。 (2018年3月28日 9時) (レス) id: dd163f1bdc (このIDを非表示/違反報告)
美優莉 - はーい!!私も1番クロノストーンが好きです!! (2015年11月16日 23時) (レス) id: 2714492d95 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - Syeryさん» 質問ありがとうございます！続編に載せる設定の所に記載したいと思います。続編も頑張りますのでよろしくお願いします!! (2015年1月10日 20時) (レス) id: 4395e408d4 (このIDを非表示/違反報告)
Syery - 続編も頑張ってください！楽しみにしてます！…あの、質問です。夜月ちゃんのプ口フとかあったら教えてください。 (2015年1月10日 19時) (レス) id: 478deffc4a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蒼乃 | 作成日時：2014年12月3日 21時
