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風雪という名前から想像できるように、物静かで、冷たい少年__という訳でもなく、割と活発な性格をしている。

昔は天パで、くるっくるだった髪の毛も今ではいい感じにゆるーくなり、オマケに整った顔立ちをしているため、悔しいのだがいわゆるイケメンだ。

『真弓ってさ』

『ん?』

『男子みたいじゃね(笑)』

『死ね』






『真弓〜。頑張れよ』

『ん。言われなくても頑張りますよ〜』

『んだよ。折角応援してやってんのに』

『上から目線やめた方がいいですよぉ〜。風雪クン(笑)』

『うぜぇ!』

『風雪からの反抗”うぜぇ”しか聞いたことないんだけど?語彙ドブに捨てたのかよ』

『歳上に向かってどんな口叩いてんだよ!』

『年の差一歳だけだけどな』




幼い頃から弓道場で毎週顔を見ているだけあって、信頼も厚いし、距離も近かった。

風雪と過ごす時が当たり前だった。

だからこそ自分の気持ちに気づきにくかったのかもしれない。

 

「そんな感じですよ〜。私の恋愛といったら」

「ま、真弓ぃ…」

「あ?何だよ千夏」

「真弓がちゃんと女子してるぅ〜!」

「はぁ?」

そんな大袈裟なリアクションしなくても。



「…という冗談は置いておいて。」

千夏がサラッと話を進めようとするので、私は突っ込んだ。

「いや本気で思ったろおま…」

「せ、先生!みんなごめん!」

心奈の叫び声が背後から聞こえてくる。

しまった!

心奈に一人で調理させると…!


「ケホ…ケホッ」


背後には真っ白になった心奈。

小麦粉を全身に浴びている。

「どうしたらそうなるの…。もう」

玲奈が駆け寄って心奈から小麦粉をはらう。

「いやホントどした?」

千夏が苦笑いをしながら床を拭き始める。

「小麦粉量ろうと思ったら…」

「だからってそうなんねぇだろ」

私も机の上を拭く。

そう。

心奈は超絶不器用なのだ!

「あら!もうまた?心奈ったら」

材料を取りに行っていた先生も呆れたような表情をする。


でも誰も心奈を悪く思わない。

それは何故か。


理由は簡単。



心奈の気持ちを知っているから。

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アネモネ(旧ソナ) - 更新遅れてすみません。ソナからアネモネに名前変えました!改めましてよろしくお願いします! (2022年5月8日 17時) (レス) id: 971868cec9 (このIDを非表示/違反報告)
ソナ - ランキング入り&5つ星ありがとうございます!これからもよろしくお願いします🤲 (2022年3月25日 23時) (レス) id: 99c2554753 (このIDを非表示/違反報告)
ソナ - 鈴本 唯奈さん» 鈴本 唯奈さん!嬉しいお言葉をありがとうございます!!なるべく更新していこうと思いますので、よろしくお願いします! (2022年2月20日 14時) (レス) id: 470c8a4a5f (このIDを非表示/違反報告)
鈴本 唯奈 - 楽しみです!(プロローグだけでも!)更新、頑張ってくださいね! (2022年2月20日 12時) (レス) @page1 id: acb042024b (このIDを非表示/違反報告)
ソナ - 感想などお待ちしております!更新頻度低いかと思いますが、よろしくお願いします! (2022年2月19日 22時) (レス) id: 470c8a4a5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アネモネ | 作成日時:2022年2月19日 22時

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