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今日もいつも通り授業を終えた後、私は部活動が行われる教室へと千夏と向かった。
そう。
私が入部している部活は…
「心奈！エプロン持った？」
「持ってる！」
そう。調理部。
「真弓〜！玲奈ぁ〜！」
私が元気に家庭科室に足を踏み入れると、
「そんな大きい声じゃなくても聞こえる」
「小学生だったっけ。心奈。」
冷静な2人のツッコミが炸裂する。
これが日常茶飯事で、真弓も玲奈も同じ調理部。
因みに他の部員はいない。
何故なら私達が立ち上げた部だから。
入部希望人数が最低3人以上、その上担当してくれる先生さえいれば部活は立ち上げることができた。
「さ、準備しよ。」
玲奈が頭に付けている、レースや装飾が付いた大きなリボンを揺らしながら準備を始める。
玲奈は時々、凄く疲れなような、辛そうな、悲しいような…とても曇った表情をする。
スクールカーストの上位に属する女子達に冷たい目で見られる事もあるみたい…
中学卒業間近まではこんな事無かった。
玲奈が病み可愛いモノに手を出し始めたのも、曇った表情を覗かせるようになったのも。
何があったんだろう…
「あら、準備整ってるかしら？」
家庭科室入口から1人の女性が顔を覗かせる。
「優子先生！」
そう。この調理部担当の先生は私のクラスの担任、秋本優子先生だ。
「さて、今日は焼き菓子を作るわよ〜」
先生の一言に4人は笑顔になる。
「やったぁ！」
「先生大好き！」
「頑張るか〜」
「おいしそう…」
「玲奈ったら。まだ見てもないでしょ？」
クスクスと先生が笑う。
「本命弁当もいいけど、お菓子を貰って喜ばない高校生男子はいないはずよ？」
「そーだよ！心奈。クラスの女子から手作りのお菓子なんて貰ったら男子のハートはズッキュンだよ」
千夏がニコッと笑う。
「うん！悠斗君に渡せるくらい美味しいお菓子にする！」
「話してても進まないわ。早速作るわよ。」
『はいっ！』
私達は作業に取り掛かった。
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アネモネ（旧ソナ） - 更新遅れてすみません。ソナからアネモネに名前変えました！改めましてよろしくお願いします！ (2022年5月8日 17時) (
レス) id: 971868cec9 (このIDを非表示/違反報告)
ソナ - ランキング入り&５つ星ありがとうございます！これからもよろしくお願いします🤲 (2022年3月25日 23時) (レス) id: 99c2554753 (このIDを非表示/違反報告)
ソナ - 鈴本 唯奈さん» 鈴本 唯奈さん！嬉しいお言葉をありがとうございます！！なるべく更新していこうと思いますので、よろしくお願いします！ (2022年2月20日 14時) (レス) id: 470c8a4a5f (このIDを非表示/違反報告)
鈴本 唯奈 - 楽しみです！（プロローグだけでも！）更新、頑張ってくださいね！ (2022年2月20日 12時) (レス) @page1 id: acb042024b (このIDを非表示/違反報告)
ソナ - 感想などお待ちしております！更新頻度低いかと思いますが、よろしくお願いします！ (2022年2月19日 22時) (レス) id: 470c8a4a5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アネモネ | 作成日時：2022年2月19日 22時
