てんきあめ

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*

夜「はい、ここ座る！」
貴「はい！」
夜「A、くし！」
貴「はい！」

手際よく私の寝癖がなおっていく。
右の髪の毛を耳にかければ、おっけー！

貴「夜、ありがと！」
夜「じゃ、きがえるよ」

ガチャ

私たちが行くのは雲河学園。
偏差値も高い方で、夜に付きっきりで勉強を教えて貰ったおかげでギリギリ合格出来た。
自由な校風でかなり人気なところ。

貴「ねぇ夜、1日目からパーカーはダメかな？」
夜「んー、いいんじゃね？」

男女ともにブレザーで、
制服とかにも厳しい決まりがないっていうのも、私がここを選んだ理由のひとつ。

夜はセーターを着て制服をき崩している。
それで似合っちゃう夜はさすがだと思う。

夜「ま、おっけーね。その上にブレザーはおっときなよ」

ヘッドホンをあいぽっとにつけて、ブレザーはおって、、

貴「よしゃ！夜ありがとう！」
夜「はいはい、次からは早く起きなさいよ」
貴「すいません」
夜「じゃ、いくよ」

ガチャ

*

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