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何でこんなに影響力がないんだこのワカメ……。
『私やるって言ってない』
「なんで？なんでそんなに嫌がるの？」
『もうあんな事になるのは嫌なの』
こんないい方じゃ伝わらないことくらいわかってる
「A…？」
震える指先、尋常ではないほどの汗、意識しないと呼吸すらできない
それに気づいたのか柳くんが私の背中をさする
『誰かが離れていくのも、私のせいで誰かが傷つくのも』
だから誰とでもある程度の距離を保って生きてきた
自分の立場もあるし、
綺麗事のようだけど、こんなに輝いてる人たちを汚したくないから
「……そう。でも俺は離れない。」
『な、んで。やめて。近づかないで』
「嫌だ。
俺だってもう守れないなんてことあってはいけないんだ。」
あぁ、お互い重ねているんだ。他の誰かと、大切なあの人と
「だから、何があっても俺が守る」
殆ど話したこともなかった人にこんなことが言えるだろうか、
「マネージャー、やってくれるかい？」
震える声で確かに返事をする
『_____はい。』
ーーー
と、言ったものの
『ど、どうしよう…』
「なんだ、まだ何かあった？」
そう言って困ったように笑う姿は凄く絵になるんだけど
『テニス部に近づくなって、言われてた』
「あぁ、そうなの」
『そうなのって、どうしよう』
「仁王、ブン太、君達Aと同じクラスだよね？」
「え、そうだけどなんだよぃ。」
「わからないのかい？役に立たないなぁ」
「俺たちが守ればいいことじゃき、�盒兇狼い砲靴覆気鵑�
そういうことナリ」
『一番ダメな気がするけど、』
「ふーん。Aはいじめられてもいいんだ」
『良くないけど……』
「なら、大人しく守られることだね」
この人には何を言ってもダメみたいだ
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作者名：星乃 | 作成日時：2018年2月10日 20時
