検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:666 hit

4 ページ5

-side幸村-

いつもと同じ時間に学校についたから、いつもと同じように花の世話をしに行く。



いつもと同じ、あの歓声も。


朝からよくあんな声が出せるなと思う。



唯一心が休まる場所に早く行きたくて、駆け足で屋上へ向かう。



すると花壇の前に座り込む女生徒
先客がいたようだ。



「 ハロー…は あ……と同じ…所で 今…ま……んでま…か 」




微かにだけど、確かに。真っ直ぐな声が聴こえる。




なんとなく気づかれないように彼女に近づく



そしてふわっと笑いながら彼女は花に話しかけた



「綺麗だなぁ……。きっと育ててくれる人にとって大切なんだろうなぁ。とっても綺麗。」


『フフッ、ありがとう。』


「えぇっ!花が喋った!!!」



不思議な子だ



俺だとわかると固まってしまった。


確か彼女は去年同じクラスだった女の子。
関わりは殆どない。



でもなんだろう、胸がチクリと痛む


会えなくなるのは嫌だって、そう思ったんだ。

5→←3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:テニプリ , 立海
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:星乃 | 作成日時:2018年2月10日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。