【HQ】計算高い系男子に捕まった【角名倫太郎】 (ページ6)

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4話ページ6

Aside

角名｢そういえば昨日､侑たちと一緒に居たよね？｣

歩き出して直ぐにそんなことを聞かれて肩を震わす

え、なんやなんや

え、それ聞きます？？？

いや、角名くんからしたら普通な質問なんやろうけど！！

『えっ、と、いや､まぁ…』

角名｢えー､そんなに固くなる？？同クラなんだし普通に話す感じで良いよ｣

いや、それが出来たら苦労はせんよな？？

いや、普通って何？？？

あかん、ゲシュタルト崩壊してまう

思考停止や思考停止

『あー、うん、そうするよう頑張るわ』

角名｢うん、

あ、そうそう､本当に聞きたいのはAさん､なんであそこにいたの？｣

ドクン、という心臓の音が大きく鳴る

え、これなんて説明しよう？？

どうしましょ？？

あ、トイレ？？トイレ行って帰って来たっていうのは？？

ええんちゃう？？いや、絶対ええよな？？

『トイレに行っとったから…？』

角名｢なんで疑問形なの｣

ふはっ、と笑う角名くんに胸が締め付けられる感覚になる

こんな美貌な方の笑顔を見れるなんてうちは幸せ者やな……

というよりこんな美貌で年相応な笑顔を見せられたら誰やってときめくわ……

角名｢質問攻めで申し訳ないけど､直ぐ逃げたのなんで？？

結構､みんな不思議がってたけど｣

あぁ、やっぱり……

いや、自分でも変なやつって思っとった､思っとったんや

けど、考えてみ？？？

ほぼ全員､170cm超えてるんやよ？？

いや、身長を把握しとるって訳やないんやけど､あれはどう見ても170cm超えとるわ

そして、その集団の真ん中に囲まれてみ？？

どんなにイケメンでもあれは逃げたくなる

怖い

『いや、身長170cmを絶対に超えとる集団に囲まれたら誰だって逃げたくなる』

そう言うと｢そういうもん？｣と角名くんが言ってきた

いや、そういうもんなんや

怖いんや

怖すぎるんや

いや、ほんま自覚して欲しいわ