2話 ページ4
Aside
……あかん、
寝れんかったっ……!!
あーーー、クソ眠いわ
こんな日に朝練なんてついとらん
……いや、バレーは楽しいしええんやけど、
別にええんやけど!!
……そういやうち、角名くんと同クラやん
今まで係の仕事とかでしか話したことないんやけど、気まずいわ
まず顔が合わせられん
えっ、どないしよ???
どうすればええ??
寧々に相談するか???
…いや、こんなこと相談して“こいつ、遂に頭イカれたか”なんて思われたない
しゃーない、これはうちだけの秘密や、うん、
……簡単に言えば顔を合わなければええんやろ?
簡単やないか、簡単簡単
そんなことを考えながら電車に乗る
電車通学やもんなー
早く起きんといけないのがほんま辛い
……まぁ、行きたくて来た高校やし
それに推薦やったし、
あ、今日、人空いとる
電車の中に入るといつもはぎゅうぎゅうの電車内も今日はすごく空いとる
ラッキー
そう思ってエナメルを膝に置いて座る
床に置くのもええんやけど、エナメルの上に顎を乗せて寝るの好きなんやよな
……少し仮眠とるだけやし、
どうせ5分はかかるんやから、
別にええやろ
そう思って目を瞑った
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作者名:さゆ | 作成日時:2020年12月13日 23時