【HQ】計算高い系男子に捕まった【角名倫太郎】 (ページ11)

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9話ページ11

Aside

寧々｢うちから始めるからな？｣

『ドンどこーい』

そう言ってボールを受け取る姿勢に入る

寧々から来たボールを丁寧に寧々が受け取りやすい場所へ

トンッ

そんな音を立ててボールは寧々の元へ

そしてまたうちのところ

『2～』

寧々｢さーん！｣

数えながらラリーを続ける

これはリベロの意地や

絶対に失敗させん

寧々が取りやすくてあげやすいボールにするのもリベロの役目やしな

『じゅーう！』

寧々｢じゅういーち！｣

毎回思うんやけどこれってうちと寧々がどっち先にへばるかの我慢勝負になっとるよな？？

……体力やったら寧々の方があるけど

『じゅうろーく！！！』

絶対に失敗したない！！！

神経を研ぎ澄ませ

綺麗に

集中

.。o○.。o○

一花｢はい！そこまでなー！次はサーブカット練習なー｣

『｢｢はい！！｣｣』

うちを含めそう返事をしてボールを止める

『…結局続きっぱなしやったなー｡

疲れたわぁ』

寧々｢自分､ボール返すの上手すぎやろ｣

『…まぁリベロなんで？？』

そう言ってドヤ顔したったら｢言わなきゃ良かったわー｣と言われた

『そんなふうに言わんくてもええじゃん！』

それから朝練を続けて終わったから寧々と一緒に教室に戻る

『うちらって四六時中一緒やよな』

ふと思ったことを口にすると寧々が

寧々｢学校限定な｡

まぁ、それは言えとるな｣

『やろ？？うちらって仲良すぎん？？』

寧々｢認めるのは癪やけどそうやな｣

『いや､そこは素直に認めといてくれ！？』

いや、まぁ？こんなやり取りも楽しいし好きやからええんやけど