“元”支配者だった私。【ハイキュー】

15話 ページ17

Aside


入学式が終わるとそのまま並んでこれから1年間使うクラスに向かう








1年2組……








今日からまた新しい日々が始まる…









“今度こそ”は部活でうまくやっていけるように頑張らないと








うん､大丈夫｡大切なことに気づけた









だから大丈夫








きっと､セッターは競争率が高いだろうしもし､先輩置いて私がスタメンになったら僻(ひが)まれるのかな









なんて､これからの事をうんぬんかん心配しても意味ないよね









私らしくないじゃないか









それよりも……








結構みんな話したりしてんだな…








私も担任が来るまで近くの子と……









そう思った瞬間









担任｢みんな集まってるかー？｣









……









タイミング悪すぎかよっっ！！！









私は横に向きかけてた体を前に戻した









それから色々､手紙とか書類関係のものを配ったりした







そして､先生が｢最後に｣と､自己紹介をして今日は下校と言い始めたから出席番号順に自己紹介を始めた








あ、次私じゃん







どうしよ､何も考えてないわ









…まっ､どうにかなるか









そう思って前の人が自己紹介終わったのを確認して立ち上がる









『雫女子中学校から来ました｡A Aです｡女子バレーボール部に所属してました｡高校でもバレーは続けるつもりです｡





えー､あとは…好きな事はバレーをすること｡好きな食べ物はチョコボールです｡1年間よろしくお願いします！』









まぁ､なんという堅苦しい挨拶なんだ









なんて思ったけどしょうがない








と､いうより､私の名前と女バレに入ってた事を言うと1部女子がなんか言っている









大方､中学でバレーをしてた人達なんだろうな









私は覚えてないけど








ひかりから聞いたのは確かだったんだな









あれから､ひかりに聞いたこと









それは私が宮城県の全女バレの間で“支配者”だなんて言われてたらしい









そんなの初めて聞いたしそんな名前がつくほど私ヤバかったのかよ







なんてツッコミを入れたくなる

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