____02 ページ3
Aside
部活見学後､帰路に着いた
今日は何もしなかったし家に帰ってから少し練習しよう
そう思って信号待ちをしているときだった
『…………御館様…？』
忘れはしない｡あの御館様の顔
あの雰囲気
前世で1度あっただけでもすぐにわかった
私は私の横を通り過ぎようとする御館様を前にして膝をついた
『お久しぶりでございます｡御館様』
今は周りの目なんかどうでもいい
御館様に頭を下げなければ
そう思った
御館様｢君は……Aかい？｣
まさか
あの御館様がこんな私ごときの名前を覚えているなんて
嬉しさか込み上げてきた
『はい…』
御館様｢…とりあえず､ここだと落ち着いて話も出来ないし私の家に来なさい｣
そう言って私の横を通り過ぎた御館様を断る事も出来ず､ついて行くことになった
『…ここが御館様の家…』
御館様の家は相変わらずでかかった
御館様｢さぁ､中に入っておくれ｣
『…失礼致します』
一礼をしてから私は中に入る
客間らしき場所で私は御館様と向き合う形で御館様上段に私は膝をついた
御館様｢ふふ､そんなに固くならなくていいよ｣
そう言う御館様はとても元気そうに見えた
きっと今世では元気に過ごしているのだろう
そう思っていると御館様が口を開いた
御館様｢Aは無惨戦まで戦ってくれたようだね｡ありがとう｣
『いえ…無惨戦では全く力になれずに終わってしまって…』
あの頃の記憶が蘇る
無惨｡
とても憎い相手なのに足がすくんで切りつけることも叶わなかった
結局､隠の皆様の手伝いしか出来なかった
『結局…私は無惨を切りつけることも出来ずに隠の皆様の手伝いしか出来なかったので…』
御館様｢それでもAのお陰で助かった命は何十とある｡そのことに誇りを持ちなさい｡私は君のような子が私の隊士だった事を誇りに思うよ｣
その言葉で涙が溢れそうになった
『っ…！！もった…い､ない…お言､葉でござ､います…』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 270人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ばってん(プロフ) - 戊だったら申いらないですよ。 (2020年12月29日 22時) (
レス) id: f38cd6c1be (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - 青い蝶さん» ご指摘ありがとうございます！致命的なミスです…！！すみません…！！今すぐ直してきます！！改めてご指摘ありがとうございます！ (2020年8月20日 17時) (レス) id: d211bb56f4 (このIDを非表示/違反報告)
青い蝶(プロフ) - 最新話の所で義勇が義務になってるので直してもらえるとありがたいです (2020年8月20日 8時) (レス) id: 5063cf0137 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - お稲荷大好きさん» そんなふうに言って貰えるなんてとても嬉しいです！！他の作品も頑張るのでそちらの方もよろしくお願いします！！ (2020年8月19日 22時) (レス) id: d211bb56f4 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - 藍琉さん» コメントありがとうございます！！そう言って貰えるととても頑張れます！！更新速度など気まぐれな私ですが応援してもらっている方がいるとわかると頑張れます！！改めてコメントありがとうございます！！ (2020年8月19日 22時) (レス) id: d211bb56f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さゆ | 作成日時：2020年8月13日 18時
