キャップ ページ45
Aside
昼休みになって
おそらく他の男バレ部員もいるのだろうと思っていつも一緒に食べてる男バレ部員の分も買っといた
かなりの出費になったが木兎先輩だけだとなんかおかしいなって思ったからだ
でも…少しだけ気づいて欲しいな〜なんて思って
ダッシュで教室に戻って木兎先輩に渡す予定のドリンクに“お疲れ様です!頑張ってくださいね!”と書いた
なるべく木兎先輩だけが気づくようにキャップの部分に書いた
因みに“皆の前でこの事を離さないでください”とも書いておいた
大量のペットボトルを持って食堂に向かって走る
そんな私を周りは変な目で見ていたが今は気にする事じゃない
食堂に着くと最初、木兎先輩と会った時のように
木兎「あ!!(いた!!!おーい!Aー!!!」
と叫ばれた
最初こそこの大声にビビっていたが今では慣れて相変わらずだなって思った
『すみません、遅くなってしまいました』
木兎「全然へーきだ!!!それよりありがとな!!!!ってめちゃくちゃ持ってんな!?!?」
今気づいたのか…と、軽くツッコんで
『あ、はい。木兎先輩だけだとおかしいかなって思ったので。これ、木兎先輩のです』
木兎「んーーーーー」
木兎先輩は少し考えてる素振りを見せている
『木兎先輩?おーい!木兎先輩ー?』
そういうとハッとして
木兎「おー!!ありがとうなー!!」
木兎先輩がキャップのメッセージに気づかないうちにと
『あ、じゃあ他の方にも私に行ってきますね!』
と言ってその場を離れた
少し食堂を回って見慣れた後ろ姿を見つけた
『あ!!赤葦くん!』
赤葦「あれ?Aさん。どうしたのその大量のペットボトル」
『あ〜これね…まぁ訳を言うと長くなるから木兎先輩か木葉先輩に聞いて』
赤葦「あぁ……何となく分かった気がするから平気。それより昨日はごめん」
この説明だけで分かる赤葦くんはやっぱりエスパーだと思う
まぁそれより昨日の事って多分“あれ”だよね
『別に大丈夫。それより今は感謝してるから』
赤葦「感謝?」
『そう、感謝。あ、ごめんそろそろ他の方にもあげないといけないから…』
そう言ってその場を離れようとした
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まふにゃ(プロフ) - 感動しすぎて目からレモン汁が出ました (2020年9月15日 0時) (レス) id: e60b434199 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さゆ | 作成日時:2020年6月20日 10時