タオルを拾いました【木兎光太郎】【ハイキュー】 (ページ36)

今日:11 hit、昨日:15 hit、合計:73,386 hit

言い聞かせるページ36

Aside

家に帰ったら勉強をする

昨日は部活を見に行ってた訳だから夜勉強してたが基本私は帰って勉強と夜寝る前の勉強をしている

運動は至って普通だ

悪い訳でもない

でも“普通”なのだ

成績はいい方がいいに決まってる

自分で言うのはあれだが私は頭が良い方だ

運動意外だと勉強を頑張るしかないから

テスト後に貼り出される上位表には常に私の名前は載っている

ブスなやつが意外と頭がいい…

なんてお決まりなテンプレなのだろう

と思いながら机に座り勉強道具を広げる

静かな場所の方が勉強が捗るから私は何も音楽をかけていないイヤホンをよく付ける

雨が降っているとその空間が好きで付けない時もあるが基本付ける

イヤホンを早速付けて勉強をする

一段落終えて時間を見ると7時過ぎ

結構勉強してたんだな

何となくスマホを見ると通知が入ってた

【赤葦京治】と書かれた通知に少し残念がった

『え…………？』

自分でも自分の思考に驚いて声を出してしまった

『残念がった……？？』

誰だと思った？？私は誰だと良いなと思った？

そう思考回路を回すが不意にパッと思いついた“あの人”の笑顔

見ててとても元気が出てくるあの笑顔

『え…………まさか……私……』

いやいやいやいや断じて違う

だって友達として好きなんだから

うん､そうだ｡絶対そうだ

と自分に言い聞かせて赤葦くんとのメッセージ画面を開いた