タオルを拾いました【木兎光太郎】【ハイキュー】 (ページ13)

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人の事言えないけどさページ13

Aside

教室に着く頃は授業が始まる数分前で急いで席に着いた

教室に入った時美優ちゃんと亜希ちゃんが心配した様な顔でこちらを見てきたが

私は軽く手を振りながら笑って席に着いた

午後の授業は憂鬱だった

ボーッとしながら先生の話を聞く

そんな風にボーッとしてたらいつの間にか授業が終わってて美優ちゃん達が私の席に来てた

美優｢Aちゃんどーしたん！？｣

亜希｢何があったん？｣

そう質問攻めしてくる2人に私は

『落ち着いて｡2人とも｡別に何も無いよ｡お礼してもらってからお弁当食べたら遅くなっちゃっただけ』

“図書室”で食べてたなんては言えなくて私はその事以外の事実を言った

美優｢なんだ､そういう事だったのか｣

亜希｢てっきりその先輩に連れて行かれたのかと思ったよー｣

『2人は何ですぐに恋愛系に進めようとするの』

素早くツッコミを入れて私はため息をつく

美優｢いやいやまぁ必然的にそう考えちゃうじゃん？｣

亜希｢朝そんな事を話してたからさ？｣

美優亜希｢｢ねぇ？？｣｣

2人は声を揃えて言う

『いやいやいやその思考回路追いつけんからw』

美優｢Aちゃんはもっと夢を見るべきだよ！！｣

亜希｢美優はもっと現実を見るべきだね｡早くデートしやがれ｣

美優｢またその話ですか！？｣

そうして話しているとふと後ろの方から声が聞こえた

女1｢なにあれ｡顔も可愛くないのに何一軍女子ぶってんの｣

女2｢ちょっとwww聞こえるって〜wwwマジで強すぎでしょ〜www｣

女1｢いやだって､あの2人の中にいたら自分から引き立て役になってるもんじゃんww｣

女2｢いや声声声ww｣

えぇ､バッチリ2人の声が聞こえますよ

知ってるよ

自分が顔面偏差値低いくらい

でもさ

そうやって聞こえる風に言ってるあなた達は性格が終わってるじゃん

なんて

私も愚痴くらい言ってるから言えないんだけどね

でも今美優ちゃん達が話してて良かった

きっと聞こえてたら

美優｢ねぇみてみて〜？一軍女子になれない人達がA妬んでる〜！｣

亜希｢うっわ……きったな〜近寄りたくないわ〜｣

なんて余裕に言ってしまうのだろう

私もそんな修羅場は望んでないから話していて良かった