社長がお呼びです。２

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そこでやっと解放してくれて、


「おはよ。
そろそろ起きる？
それか、まだいちゃつくぅ？」


いたずらっぽく聞くの。


私の反応見て、
楽しんでるんだ。


「もう起きます」


ベッド抜け出そうとしても、
社長を通り越さないと出られないし。


後ろは壁で逃げ場なし。


「その前に、おはよのちゅうは？」


また、可愛い無垢な顔して聞いてくる。


「おはようございます」


安田社長のほっぺにキスした時、

タイマーにしてた洗濯機が、
洗濯完了のお知らせ音を鳴らし出した。


「うわあ、タイムリミットや。
もうちょい、Aちゃんに触ってたかったなあ」


本当に残念そうに言うから、
ちょっと可愛いけど。


「その言い方、やらしいです。
社長、露骨にえっち過ぎます」


「Aちゃんは、反応可愛い過ぎです」


言い方、真似してきて。


「もぉっ。からかわないで」


社長の硬い胸押す。

甘えた仕草に、自分で照れちゃう。


「それは無理。
Aちゃんほど、からかい甲斐のある子ぉ、
おらんもん」


「ひどい！」


「そんだけ可愛ええって事」


なんか、すっごく普通のカップルっぽくなってってるよね？


少しでも、
優しい安田社長に似合う人になれたらいいな・・・








二人で屋上に洗濯物を干す。

朝から、
すでに、太陽はぎらぎら。


私のものは、さすがに荷物の中だけど・・・


借りたタオルだけは、一緒に洗って、
物干しに。


一人でやったらただの作業なのに、
社長と二人だと、夢みたいに楽しい時間。

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