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「喉乾いたなあ。
Aちゃん、お水、もらってええ？」
お風呂の準備してるうちに、
章ちゃんが冷蔵庫開けようとしてて、
焦る。
慌てて、冷蔵庫の前に立って、阻止。
「わ、私がやるからっ。
章ちゃんはあっちでゆっくりしててっ」
思いっきり挙動不審な事しちゃった。
「ん、なんか隠し事？
また男になんかもろたん？」
章ちゃん、やきもち妬いちゃったみたい。
「そんなんじゃないよ。
あっちで待ってて」
章ちゃんの背中を押してく。
「ここに座ってて」
肩を押したら、
反対に抱き寄せられて、
キスされる。
章ちゃんのキス、
激しくて、
息継ぎも出来ない。
時間が気になって仕方なくて、
気もそぞろで・・・
「章ちゃん、待って・・・」
胸を押して、
なんとか逃れる。
「A、キスしたい。
言うこと聞いて？」
章ちゃんの甘い声に、
流されそうになるけど。
だめだめ。
２４時ぴったりじゃないと意味ないもん。
「・・・どした？嫌？」
章ちゃんが、傷付いた顔してる。
「ううん・・。
そうじゃないの。
あっ！」
時間が！
「章ちゃん、目、閉じててね。
絶対に開けたらダメだよ」
不思議顔してる章ちゃんの腕からすり抜けて、
キッチンへ。
冷蔵庫のケーキを出して、
ろうそくを立てる。
ろうそくはおっきいのが３本と、
小さいのが４本。
電気を消して・・・
「章ちゃん、もういいよ」
ケーキを、ローテーブルの上に置く。
章ちゃんが、
ますます目をまん丸にして、
私をびっくりした顔で見た。
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2018年8月10日 16時
