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歯磨きしてる姿が可愛いくて、
もう用事はないのに、
隣にいて、章ちゃんのこと見つめてたら・・・
何か思いついたみたいで、
慌ててゴシゴシしてるの。
歯磨き終わったら、
私を見て、
にまってしたり顔して笑う。
「なあ、あの天使ちゃん、
さては、
Aちゃんやろ？
寝てる俺にいーっぱいちゅうしてんな？」
バレちゃったみたい。
「だって、あんまりにも可愛い寝顔だったんだもん」
「また可愛い言うて。
そんな生意気な子ぉには、
こうしてやる」
朝からむぎゅうって抱きしめられて、
きゃあきゃあはしゃいじゃう。
そんな私のこと、抱き上げて。
「今日は、
午後から美術館行こか？
それなら、めっちゃ涼しいし」
優しく見つめられながら、
章ちゃんからデートのお誘い。
「嬉しい！」
「その前に・・・
夕べの分を取り返すけどな」
「昨夜の分？」
「そ。
昨夜の約束の分」
不思議に思ってるうちに、
優しくキスされて・・・
意味がやっと分かって、
頬が真っ赤に染まってく。
「今、朝です」
今日も連日にもれず酷暑で、
８時過ぎの今で日差しが既にガンガン。
こんな明るいところで・・・？
「知ってます」
章ちゃんが私の口真似して答えてくる。
「明るいから・・・」
「恥ずかしいん？
ええな。
余計に火がつくわ」
「もう！またそんな言い方して」
「Aちゃんが悪いねんて。
朝からえろいから」
「えろくありません。
それは章ちゃんの方でしょ」
「そうやったんか。
俺の見る目がえろいんか」
悩んでる顔は可愛いけど・・・
「けどしゃあないわ。
めっちゃ大好きな子が目の前におるねんもん」
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2018年7月18日 11時
