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「そうか…そんなに見てくれてたんだな」
『そりゃもう！！私は最初の頃から風丸さんを応援してましたからね！』
「こんなに身近にファンが居たとはな。俺も頑張らないとな」
あれから、風丸さんに色々な質問をされ、今は初期の頃の雷門サッカー部について話をしていた。
「その…と、ところで佐藤」
『なんですか風丸さん』
私がご飯を口に含むと、彼はとんでもないことを言葉に発した。
「さ、佐藤は、誰が本命なんだ？」
『ッ？！っごほ、』
「す、すまん急に！大丈夫か…？」
『だ、大丈夫っす…』
思わず噎せてしまい、水を飲んでなんとか息を整える。
風丸に背中をさすってもらいながら、一呼吸する。
『それにしても、どうして急にそんなことを？風丸さんは色恋沙汰に興味無いとばかり……はっ、もしかして好きな人でも出来たんですか！！？』
「ち、違う！そういうのじゃないんだ！！…ただ、佐藤ってことあるごとに好きな人が出来ている気がしてな」
『う〜ん…こればっかりは癖っていうか…』
「癖？」
「A、何の話してるの？」
『あ、タツヤ。』
俺も隣いい？ いいよと順序良く会話を進めていると、彼も気になるのか話の続きを促してくる。
『昔から可愛いものとかを見ると愛でたくなるんですよね。ほら、アイドルとかで例えると推しってやつですよ。』
「推し？」
『そう、推し。愛でたいっていう気持ちがあるだけで特に恋愛感情はないですよ。』
「なるほど…？」
『難しかったですかね？ファンみたいなものなので気にしないでください。』
ファンというか、そもそもこの作品のオタクなんだけどね。
そんなことより私は今この現状について物申したい。
ただでさえ隣にあの風丸さんが座っていらっしゃるというのに、まさかタツヤまで来てしまうとは。
タツヤはギリギリ慣れているものの、流石に挟まれてしまうと、いくら冷静に見せようとしてもオタクとしては非常にしんどい状況だ。
推しに囲まれるとかやばすぎる。
あれ…？冷静に考えてみればこれ、夢展開なのでは…？？
居てもたってもいられなくなった私は、マナーをギリギリ守って、なるべく早く食べる。
『じ、じゃあ私はこれで〜……』
逃げるようにして2人のそばを離れる。
あのままあそこに居たら私の心が持たない。乙女心とかじゃなくて一オタクとして。
(…いくら風丸さんでもAは渡しませんよ)
(はは、そんなつもりはなかったんだけどな)
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サーナイト - 野坂ー！いよいよ出番！楽しみすぎるー！ (2020年6月7日 17時) (
レス) id: 5955d179f7 (このIDを非表示/違反報告)
Tena_unknown(プロフ) - ルルさん» コメントありがとうございます！マイペース更新ですが、それでも応援してくださると嬉しいです。 (2020年6月4日 2時) (レス) id: 42a710b782 (このIDを非表示/違反報告)
ルル(プロフ) - 凄く面白いです！続きが楽しみです！更新頑張ってください！ (2020年6月3日 9時) (レス) id: 221a90b765 (このIDを非表示/違反報告)
のりたま(プロフ) - 更新楽しみに待ってます！ (2019年3月6日 0時) (レス) id: dfae553a09 (このIDを非表示/違反報告)
『 』 - ひょっとして作者様はﾉｰｹﾞｰﾑ・ﾉｰﾗｲﾌ好きなんですか！？俺も大好きなんです！応援してます！ (2018年12月25日 17時) (レス) id: ec43b210b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tena_ | 作成日時：2018年11月19日 17時
