3rd temptation【淫】 ページ3
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艶めかしく自身の体に腕を回し、意味深な呼吸を繰り返すAに目が離せない。
｢ナニされるってンだよ！？｣
｢……内緒っ｣
｢はァ？｣
｢ないしょ。消太くんから口止めされてるの忘れてた♡｣
｢は、はあああぁぁ〜〜〜〜！？｣
峰田は時間も弁えず叫び唸りながらボアパーカーからチラッと捲れた白くなめからな腹部や、薄い生地のホットパンツから真っ直ぐ伸びる長い足を隠すことなく凝視する。
｢あははっ。お騒がせしました、良い夜を♡｣
ボディオイルの甘ったるい香りだけを残してAは共同スペースから出て行ってしまった。
｢……｣
｢あ゛ーー、マジでなんなの｣
｢良い夜ってもうさぁ、狙ってるよなアレ！？｣
頭を抱えて黙り込む切島に、濁った声色で喚く上鳴、Aの言葉の真意に気が付いている峰田。各々が頭を抱え、手のひらで転がされた自分に嫌悪する。
｢だあぁあ、もう！Aちゃんの目ェ見たらヤバいの、溶けるんだって！｣
｢知ってっけどよ。なんか、なんかもう……｣
いよいよ項垂れた上鳴と切島は脳内で無意識に反芻するAの声、表情、仕草や香りに耐え切れず目を見開いた。
｢俺ァもう寝るぞ｣
｢正気かよ！？一発抜い｣
切島は峰田の言葉を最後まで聞くことなく無理やり部屋へ押し込み、自身も逃げるようにベッドに潜り込む。
そういえば別れ際の上鳴も妙な顔をしていたような気がする。気の所為かもしれないが、たぶん間違い無いだろうな。
｢(経営科にファンクラブ出来るのも納得だぜ……)｣
あの“個性”や、Aそのものが持つ魅力と破壊力が凄まじい。それをビジネスに組み込めたものなら、一生ひもじい思いはしないだろう。
｢(……寝れねー)｣
今日のヒーロー基礎学で切島はAに完膚無きまでに圧倒された。気が付いた時には負けていたのだ。
｢有利不利を乗り越えてこそ
思わず起き上がり左胸を押さえる。
今日の戦況がフラッシュバックし、初動から間違えた自分を悔いた。
｢つかまえた♡｣
｢お互いが持つ手錠を相手にかけたほうが勝ち｣という単純ながら戦略性の求められる実践は、パワー面で言えば切島が圧倒しているはず、だったのに。
｢なァにが『羨ま死』だよ峰田ーーッ……｣
硬化の方法を忘れてしまうほど強力なAの“個性”に屈し一瞬の隙を突かれ、気付いた時には自身が拘束されていた。
｢(明日から切り替えんぞ、俺)｣
結局、やましい夢は見てしまったが。
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いぎえええ - あ、神作品発見好きですっっっっ！ (12月21日 19時) (
レス) @page22 id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
はっぴぃ - いやー!!!夢主ちゃんえろっち過ぎません!?!?(褒め言葉) (5月29日 23時) (レス) @page22 id: 057b0a6fab (このIDを非表示/違反報告)
たま - 毎日の楽しみにしてます✨いい感じにドキドキして面白いです！！ (2023年2月15日 21時) (レス) id: 4d751a3a6e (このIDを非表示/違反報告)
amo(プロフ) - くっころバクゴーありがとうございます。かなり年頃男子の気持ちの表現が上手くてスゴいなって思います。面白い、センスに満ち溢れてる作品、楽しませて貰ってます (2023年2月6日 13時) (レス) @page11 id: 451f22a787 (このIDを非表示/違反報告)
レモの仮眠室 - 何でだろ、散々擦られたネタなのに見たことない (2023年2月4日 19時) (レス) id: 7d0fba99d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あづま | 作成日時：2023年2月4日 0時
