奇病院【短編集】 (ページ4)

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204号室女性記憶消滅症候群ページ4

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扉を開けるとそこには本屋の様な光景が広がっていた。

その真ん中のベットに本屋の雰囲気に合わない小さな女の子？が1人。

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おぉ！誰か分からぬが我が元へよく来てくれたな！

むっ？我がの病気が知りたいとな？

なるほど！いいだろう、特別に教えて差し上げよう！

我がは記憶消滅症候群という病気である！

朝起きると昨日の記憶がないのだ！

何日かしてきっかけがあれば思い出せるのだが、、、きっかけがないと忘れたままになるな！

でもこの病気は我がが小学生の時に発症したから自分の名前や誕生日は覚えておる！

記憶が無いからといって何も出来んのはもったいない！

あ、気づいたのか！お主は頭が良いのだな！

そうだ！この部屋にあるノートは全て我がが書いたものだ！

日記帳や漢字ノート、料理ノートなどがあるぞ！

ふむふむ、、、我がの病気は治らんのだと先生が言っておった！

だがそれでいいのだ！我がは過去のことを考えなくても良いのだからな！

嫌なことも朝になればぱっと忘れておる！

結構便利なのだ！ガハハハ！

お、もう帰るのか！わかった！また来てくれ！その時はもっといっぱい話そうな！

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はい、204号室の方は記憶消滅症候群でした。

記憶喪失に似てますよね。

でもこの方も言っていた通り、記憶消滅症候群は昨日の記憶がなくなる病気です。

なので記憶喪失とは少し違うのかな？

あ、この病気は作者が作った病気です。でももしかしたらこういう病気あるかもしれませんね〜