カッコいいお兄ちゃん達 ページ35
＿
７月。
東京に引っ越してきてから初めての夏。
アルビノの私にとって、
一番つらい時期がやってきましたよ。
この時期の外出は本当に大変なんです。
そんな中、私は今、音楽の収録をするスタジオに来ています。
なぜって？
今朝、お兄ちゃんが仕事に行かないとか
言い出したせい。
でも今日は、今度発売される嵐のＣＤの大切な
レコーディングの日。
絶対に参加してくれと翔君に朝から電話越しに
言われて。
潤君がわざわざ家まで迎えに来てくれて・・・
それでも行かないとか駄々をこねたうちの兄。
昨日の釣りでお魚を釣れなかったこと、
まだ根に持ってるのか！！
大人なんだから、
仕事は切り替えてちゃんとしなさい！！
結局、私が付いていくなら行くって
言ってくれて・・・。
ばっちり紫外線対策をして、
一緒にスタジオに来たってわけですよ。
お兄ちゃんのせいで
少し遅れて始まったレコーディング。
嵐って、やっぱりすごい。
レコーディングの様子を
特別に見せてもらったけど・・・。
みんなミスなく、どんどん進んでいく。
お兄ちゃんの番。
普段はやる気のない、
だらしない格好のお兄ちゃん。
でも、今は違う。
すごくきれいな声。
みんなが惚れるのがわかる気がする。
「カットー！！休憩にします！！」
スタッフさんの一声で、いったん休憩。
でもお兄ちゃんたちは、
「ココ、俺じゃなくて
松潤の声の方がいいんじゃね？」
「俺のラップの前、
誰か代わって欲しいんだけど？」
なんて、いろいろ相談していて。
やっぱりプロなんだって思った。
ヒマになった私。
スタッフさんが探検していて良いよって
言ってくれたので・・・。
お言葉に甘えて、迷子にならない範囲で探検中
「あっ・・・ピアノ・・・。」
レッスン室と書かれた部屋。
ピアノがポツンと置いてあった。
私、小学校の頃にピアノを習っていたのです。
頑張って椅子に上って・・・。
ペダルに足は届かないけど、まぁいっか。
鍵盤の感触に懐かしさを感じながら、
音を奏でていく。
大好きな曲。
嵐のstill…。
「車輪が回りだしたら、
旅は始まってしまうから。
もうはぐれないように、
過去をそっと抱きしめる〜。」
この歌詞に、何度勇気を貰っただろう。
気が付いたら、
ピアノを弾きながら口ずさんでいた。
＿
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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mio(プロフ) - カノンさん» 嬉しいコメントありがとうございます！読者様に楽しみと言って頂けることが、何より嬉しいです。これからも読者様の楽しみの一部になれるよう頑張ります。仕事の都合上、更新できない日も出てきますが、これからもお付き合いよろしくおねがいします。 (2018年3月5日 19時) (
レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
カノン - 私mio さんの小説大好きです！更新楽しみです！頑張ってください (2018年3月5日 19時) (レス) id: 23fa94a902 (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - まなさん» 嬉しいコメント、ありがとうございます。これからも皆様に楽しんで頂けるよう頑張ります！ (2018年3月1日 17時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - さたるんるんさん» コメント＆リクエストありがとうございます。この小説初のリクエスト。大切に開花させたいと思います。 (2018年3月1日 17時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - この作品大好きです！これからも応援していますので頑張ってください！！ (2018年3月1日 16時) (レス) id: d18056df61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mio
| 作成日時：2018年2月25日 21時
