病院 ページ26
＿
「リーダーから聞きましたよ。
熱が出ちゃったって・・・。
ごめんね、Aちゃん。
俺たちが無理させた・・・。」
和君もお兄ちゃん同様、頭を撫でてくれて。
「ちがうよ？
私が楽しくて、
ついついはしゃぎ過ぎただけ。
和君たちは、悪くないよ？」
そう言うものの、
和君の下がった眉は下向きのまま。
「A、和也君が
車出してくれる事になったから。
病院行こう？」
お母さんがそう言いながら、
鞄を持って部屋に戻ってきた。
「えっ・・・
でも和君、お仕事は？」
「今日はオフです。
だから俺に電話が来たの。」
そう言うと、私を毛布ごと抱える和君。
「お休みなのに・・・
ごめんなさい・・・。」
「何で？
むしろ今回は俺たちに
責任があるでしょ？
無理させないって約束、
守れなかったんだから。
これくらいはして当然です。
Aちゃんはリーダーの妹。
だから俺たち嵐みんなの妹。
可愛い妹のピンチに
登場しないお兄ちゃんが居ますか？」
和君は当たり前のようにそう言って、
車に乗せてくれて。
和君の運転で、お母さんと共に私のかかりつけの病院に向かった。
病院の診察室。
アルビノにも理解のある先生で、
生まれた時からお世話になっている先生。
お兄ちゃんの事も知っていて、
そっちの面でも配慮をしてもらってる。
「今のところ、
熱以外に問題はないですね。
でも、Aちゃんの場合は
気が抜けないかな。
ちょっと熱も高めだし・・・。
今日は念のために入院しようか。」
やっぱり、か・・・。
薄々思ってたけどさ。
先生にそう言われると、嫌になる。
ただの熱。
でも私にとってはそう言えない。
元々抵抗力の弱い私の体。
熱が出て、さらに抵抗力が低下して。
こうなってくると、別のところがやられる。
昔、熱からの肺炎。
１週間もの間生死の境を彷徨った経験も
ありますからね。
お母さんが入院の手続きをしに行って、
先に和君と病室に。
内科の一角にある、個室エリア。
他の病室から少し離れていて、人通りが少なく
芸能人や社長さん達が入院する時に使用される部屋。
まぁ、私の体も特殊ですし。
兄がアイドルですから。
ココを使わせてもらっています。
＿
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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mio(プロフ) - カノンさん» 嬉しいコメントありがとうございます！読者様に楽しみと言って頂けることが、何より嬉しいです。これからも読者様の楽しみの一部になれるよう頑張ります。仕事の都合上、更新できない日も出てきますが、これからもお付き合いよろしくおねがいします。 (2018年3月5日 19時) (
レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
カノン - 私mio さんの小説大好きです！更新楽しみです！頑張ってください (2018年3月5日 19時) (レス) id: 23fa94a902 (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - まなさん» 嬉しいコメント、ありがとうございます。これからも皆様に楽しんで頂けるよう頑張ります！ (2018年3月1日 17時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - さたるんるんさん» コメント＆リクエストありがとうございます。この小説初のリクエスト。大切に開花させたいと思います。 (2018年3月1日 17時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - この作品大好きです！これからも応援していますので頑張ってください！！ (2018年3月1日 16時) (レス) id: d18056df61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mio
| 作成日時：2018年2月25日 21時
