喜多川法律事務所は今日もにぎやかです［ＡＲＳ］ (ページ10)

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第６班ページ10

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翔ｓｉｄｅ

出社して、この間の裁判の報告書を作成中。

「おはよーございます。
　A、連れてきました～！！」

元気な相方の声が聞こえたと思ったら、潤と一緒にブースに入ってきたAさん。

「久しぶりだね、Aさん。
　入社おめでとう。これからよろしく。」

「おひさし、ぶりです。
　櫻井さん。よろしくお願いします。」

Aさんに手を出すと、少し恥ずかしそうに握手してくれたAさん。

「改めて、自己紹介しとく？
　俺は櫻井翔。
　ココ、喜多川法律事務所の第６班で
　副班長をしています。
　潤に聞いてるかもしれないけど、
　ココでは弁護士とパラリーガルが
　２人１組で動くのがルールなんだ。
　因みに俺の相方は潤。」

「どーも。
　翔さんの相方パラリーガルの松本潤です。」

「うん、潤君は知ってる。
　それより、櫻井さんが
　班長さんじゃないんですか？」

おう・・・。

潤の事をスルーして、俺が班長じゃないって聞いて驚いてるAさん。

潤のヤツ、拗ねてるぞ？

「うん。班長さんじゃないです。
　班長は・・・この人ね。」

そう言って、机に伏せている我らが第６班の班長の肩を叩く。

「ほーら、智君！！
　Aさん、来たよ！！
　起きて挨拶してっ！！」

「んぅ～・・・
　あと５ふん・・・・・・。」

「そんなに待っていられませんっ！！
　ほら起きてっ！！！」

俺が強めに肩をゆすると、嫌々顔を上げた智君

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