喜多川法律事務所は今日もにぎやかです［ＡＲＳ］ (ページ5)

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翔ｓｉｄｅ

潤との調査中に現れた、潤の幼馴染のAさん

潤と同い年みたいだけど・・・。

見えねぇーな。

まだ高校生でもいけるんじゃねーかって位、童顔な子。

俺が自己紹介したら、顔を真っ赤にして、必死に名前を教えてくれて・・・。人見知り？

「Aさん、弁護士なんだよね？
　無職ってことはヒマ？
　ちょっと手伝って欲しいんだけど・・・。
　良いかな？」

潤の幼馴染って言ってたし、面白そうな子だし

それに俺ら第６班は、万年人手不足だし・・・

ダメもとで言ってみたら

「私で、お役に立てるなら・・・。」

「「おぉ～！！！」」

なんとあっさりＯＫが。

言ってみるもんだな。

その後、調書をもとに、犯人の足取りを再現。

３人でいろいろなとこを回った。

この子、本当に面白い。

なんつーか、俺らが思いつかないようなところに目が行くって感じ？

この事件の捜査中も、ふと居なくなったと思えば、変な情報を入手してくる。

人からだったり、物からだったり・・・。

見てて飽きない。

「翔さん、
　面白いでしょ？あいつの観察。」

ふと潤にそう聞かれて、素直に頷く。

「あぁ、観察眼もすごいしな。
　ちょっと雅紀に似てるか？」

「あぁ～・・・。
　超天然で予想外な行動を
　するトコは似てるかも。」

潤と話している間にも、新たな証拠となりえるパーツを見つけてきたAさん。

俺、この子気に入った。

「潤、無職の子なら
　スカウトしても問題ないよな？」

「良いんですか？
　第６班、問題児の集まりになりますよ？」

「今更だろ？それに
　楽しそうでいいんじゃね？」

「・・・・・・
　翔さんがそう言うなら。」

潤のＯＫも出たし、社長にお願いしてみよう。

事件の捜査も順調に終了。

明日の裁判、上手くいきそうだ。

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