一から兄妹を始めませんか？【ＡＲＳ】 (ページ20)

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呼び方決めページ20

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「んで？
　相葉ちゃん、何すんの？」

「えっ？何って？」

「何も考えなしに
　誘ったんですか？」

「うん。
　だって今日Aちゃんが
　こっちくるって聞いてたし。
　会いたかったし。」

「「「「はぁ～・・・。」」」」

相葉さんの発言に、
他の４人の盛大なため息がこだました。

「まずは、呼び名！
　車の中で、結局解決しなかったでしょ？」

急に松本さんが言い出した。

「そうでしたね。
　なんだかんだで、
　呼んでもらってません。」

二宮さんも松本さんに乗っかった。

「はい、呼んでみよう！！
　俺の事はまーくんねっ！！」

そう言いながら、相葉さんが私の座っている
ソファーの前にしゃがみ込んだ。

「ぇと・・・まーくん？」

「うんっ！！
　あっ、１回だけお兄ちゃんって・・・」

「はいしゅーりょー！！
　相葉さんどいて！！Aちゃん、
　俺の事は和くんね。和にぃでもいいよ。」

あい・・・まー君の声を遮って、
今度は二宮さんが顔を覗き込んできた。

「かず、くん・・・。」

「ふふっ。良いですね。」

「俺は潤くんかな。」

「俺は翔くんか翔ちゃんで。」

「えっと、潤くん。翔、くん？」

私は松本さんと櫻井さんの方を見て言う。

なぜかみなさん赤面を・・・。

「ちょっとみんな！？
　Aはおいらのものだよ！！」

「お兄ちゃん、
　私、物じゃない・・・。」

お兄ちゃんにものって言われて、
あからさまに拗ねてみる。

「ご、ゴメンってA。
　そんなつもりじゃ・・・。」

「んふふ。
　怒ってないよ。
　お兄ちゃん、慌てすぎ。」

予想以上にお兄ちゃんに効果抜群。

今度から何かあったら拗ねてみよう。

すんなり解決しそうだね。

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