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「遅いっ！！！！」
カフェの入り口であり、山風家の玄関。
双子の帰りを待っていた翔は、心配のあまり、この寒空の下外で待っていた。
双子の姿を見つけた瞬間に飛ぶ翔の一喝。
「まぁまぁ、翔。
そんなにカッカしないの。
眉間のシワ増やすと、
将来ハゲになっちゃうよ？」
翔の声を聞いて、双子の帰りを察したのか。
智も店内から出てきた。
「おかえり、雅紀、A。
ちゃんとお話してこれた？」
「ただいま、智兄、翔兄。」
「ちゃんと２人でお話したよ。
来年も来るねって宣言もしてきた。」
「そっか・・・。
ささ、早く中に入りな。
体、冷えちゃってる。」
双子の返事にふにゃっと笑った智は、双子と翔を連れて、２階のリビングへと向かった。
「おかえり、雅兄、A姉。」
「あーぁ、
体冷え切ってるじゃないですか！！
風邪引いたらどうするんです！？」
リビングに居た過保護な弟たち(特に和也)に捕まった双子。
和也の手によって毛布に包まれ、ストーブの前に連行されて。
潤が温かい飲み物を準備してくれて。
「ありゃ。室内版
ホット雪だるまの完成だねぇ〜。」
雅紀とAが並んで毛布に包まって湯気の立つカップをすすっているのを見て、智はいつもの笑顔でそう言う。
双子の体も温まったところで
「それでは・・・。
ハッピーバースデー！雅紀、A！」
智の声と共に、４人がクラッカーを鳴らして
「「ありがとぉ〜！！！」」
雅紀とAは笑顔でそれに応えて。
兄弟皆で智と潤の料理を堪能して。
１２月２４日。
今日も山風家からは兄弟６人の笑顔と笑い声が溢れていた。
「サンタさん、
今年もおいらの大切な宝物。
残してくれてありがとう。」
皆が寝静まった静かな夜空に、智はそう呟くのだった。
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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mio(プロフ) - 紅音さん» コメントありがとうございます！仕事中にパッと思い付いたモノをただ書いているだけの繋がりのないお話ですが。皆様に楽しんで頂けるよう頑張りますw (2018年4月2日 20時) (
レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
紅音 - すっごく面白いです！個人的にはテレパシーの話が好きです！更新楽しみにしてます (2018年4月2日 17時) (レス) id: 7123fcbb8f (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - 桜桃さん» 嬉しいコメントありがとうございます。前後の繋がりが殆ど無い超短編集ですが、楽しんで頂けたのなら幸いです (2018年3月26日 20時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
桜桃(プロフ) - とっても楽しみにしてます。お話がとにかく良くて、大好きな作品です。更新楽しみにしています (2018年3月26日 20時) (レス) id: 349678d199 (このIDを非表示/違反報告)
mio(プロフ) - カノンさん» 殆どの作品にコメントして下さってありがとうございます^ ^カノン様のように楽しみにしてくださる読者様の為にも、できる限り頑張って更新します (2018年3月24日 23時) (レス) id: ea853d511d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mio
| 作成日時：2018年3月15日 14時
